翌朝は5時起床。
宗谷本線の始発に乗るために5時半にホテルをチェックアウトしてきました。
この年越し旅で唯一とも言っていい、ちゃんと目的を持った一日です(笑)。
早起きでしたが、昨夜はかなり早く寝たので意外とスッキリ。
宗谷本線の始発は6時05分発の稚内ゆき。
稚内まで乗り換えなしで行ける普通列車は
この始発列車のみで、実に259kmもの距離を走ります。
259kmだと東京から福島や浜松に匹敵する距離なのでいかに遠いかが分かります。
青春18きっぷにスタンプを押してもらって改札を通りました。
ホームに上がるとちょうど稚内ゆきが入線してくるところでした。
誰も並んでいなかったので、なんだか予期せず一番最初に乗れちゃいました(笑)。
入線時刻は大体5時45分ぐらいでしょうか。
ちなみに旭川では全部のドアが開くので、
キハ54の後ろのドアからの乗車がオススメです。
稚内ゆきは旭川発車時点では2両編成ですが
後ろのキハ40は名寄止まりで、稚内まで行くのは前のキハ54だけとなります。
キハ54の車内は簡易リクライニングシートが集団見合い形式で並んでいます。
なので座席の半分は後ろ向き固定になります。
進行方向を向いて、かつ窓枠が座席と合っていて、天塩川や日本海が見える席は
わずか2ヶ所しかありませんので、ここで最初に乗り込めたのは本当に良かったです。
車内は出発時刻が近付くにつれて人が増え、結局窓際は全て埋まりました。
始発列車に乗る人ってこんなにいるんですね。。。
定刻通りに旭川を出発した稚内ゆき。
まだ夜が明けていないので、しばらくの間は真っ暗で何も見えません。
少し景色が見えるようになった頃には、上川盆地を抜け、塩狩駅まで進んでいました。
和寒駅で一人が降りました。
特急停車駅なので、ちゃんと確実に利用者がいるんですね。
外は相当寒いようで、アメダスでは-18℃ぐらいになっていました。
この辺りは内陸なので風が弱い分、冬の冷え込みは半端ないですね。
川からは「けあらし」が立ち上がっていました。
空気よりも川の水の方がずっと暖かいので湯気になってるんです。
真っ白な世界の中に単線の線路が延び、 その上を一両の列車が駆けていきます。
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