2日目の今日は三国街道塩沢宿の牧之通りへと向かいます。
越後湯沢の周辺はSuica非対応なので、駅の指定席券売機で塩沢駅までの乗車券(往復480円)を購入し、在来線ホームへ。
1番線のホームにはE129系の4両編成、長岡ゆきが停車していました。車内は1両に5人ほどとガラガラ。ボックス席に座って発車を待ちました。
11時20分に越後湯沢駅を出発。石打丸山スキー場の下をくぐると、次第に進行方向右手の視界が開けてきます。
冬の晴れた日の上越線の車窓というのは、本当に美しいです。
越後湯沢から2駅目の大沢駅。
近くに宿泊施設があるのか、反対側のホームにはキャリーケースを抱えた旅行者らしき人が10人ほど列車の到着を待っていました。
大沢駅のホームには背丈をはるかに超える、3m近い雪の壁がありました。
越後湯沢駅から20分ほどで塩沢駅に到着。
駅員さんもいて、越後湯沢からここまでの駅では一番立派な駅です。
駅前の道を5分ほど歩くと、三国街道 塩沢宿 牧之通りに到着。
「まきのどおり」とつい読んでしまいがちですが、「ぼくしどおり」です。
通りには雪よけのアーケード「雁木」が続きます。
電線は地中化されており、昔の宿場町の街並みを再現した非常に綺麗な街並みです。
雁木の屋根には、桜の飾りが吊り下げられていました。
雪国の人たちが春を迎える喜びはひとしおだろうなぁ。
「両替」の大きな暖簾が目立つ塩沢信用金庫。
通り沿いは観光客向けというよりは地元の方々が利用するお店が多いです。
もっと観光客向けに商売っ気を出せば、とっても人気が出そうなのですが…。
通り沿いに2つあるというカマキリのオブジェ。
積雪の記録を示す柱のところに一つ見つけることができました。
古くから、カマキリが高い場所に卵を産む年の冬は豪雪になると言い伝えられていたそうです。
牧之通り自体は数百メートルなので、5分ほど歩くと終わりです。
振り返ると美しい雪山が見えました。
通り沿いにあるカフェ「茶寮 Sora」にてアップルジンジャー(420円)を頂きました。
外を歩いて少し身体が冷えたので、温かい飲み物が染みます。
知名度のせいもあってか、静かな人たちしかいないというのも素敵です。
再び歩いてきた道を駅に向かって戻ります。
通りを一通り歩いて、カフェでお茶してちょうど1時間。
上越線もほぼそれに合わせるかのように1時間に1本走っているので、
越後湯沢周辺での時間つぶしにはピッタリの場所です。
12時41分発の電車で越後湯沢へ戻ります。
帰りの電車は「ワンマン」と時刻表に書いてあったので
単純に編成が短いのかな?と思っていたのですが、北越急行(ほくほく線)の車両でした。
往復で違う車両に乗れて、かなり得した気分です。
無事にボックス席に座ることができました。
2両目の車両は「ゆめぞら号」に使用されている転換クロスシートの車両でした。
乗ってから気付いたのですが、帰りは快速運転。
塩沢駅を出発すると、次は終点の越後湯沢です。
きれいな雪景色に見とれていると、あっという間に到着しました。
越後湯沢の在来線ホームは駅名票が埋もれるほどの雪。
ホームにあった昔ながらのガイドマップ。
飯山線の津南や、群馬県の赤谷湖まで描かれています。
昼ご飯は、越後湯沢駅のぽんしゅ館にある「雪ん洞(ゆきんと)」で、爆弾おにぎりを頂きました。
1個あたり1合のご飯を使うので、めちゃくちゃ重くてデカイです(笑)。
ちなみに4号のご飯を使った「大爆おにぎり」というのもあるらしい…。
具材は15種類ぐらいの中から選ぶことができたので、「ふきのとう味噌」(520円)にしました。
お米は先ほどまで滞在していた南魚沼市塩沢産のコシヒカリを使っています。
注文を受けてから握ってくれるので、とっても美味しかったです。
14時08分発のとき号で東京へと帰りました。
ちょうど向かい側に16両編成のE4系が到着し、前8両(新潟ゆき)と後ろ8両(ガーラ湯沢ゆき)に切り離しが行われる瞬間が見れました。この風景も個人的には見納めかなぁ。
越後湯沢は大宮から1時間もかからないのに、非現実の風景にあふれていました。
食事や温泉も思っていた以上に充実していて、またぜひ再訪したい旅となりました。
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