美しいノゾリキスゲの斜面に惹かれ、
少し西岸ルートに入り込んでしまいましたが、気を取り直して東岸ルートへ。
東岸ルートと西岸ルート、富士見峠へ戻る道の分岐点です。
「野反ダム」と書かれた方向へ進んでいきます。
東岸ルートに入ってからも、しばらくはノゾリキスゲの群落が続きます。
山の上部は霧が立ち込めていて、とても幻想的。
フウロソウという花だそうです。
この他にものノアザミやアヤメなど、様々な花が咲き始めていました。
先ほど歩いてきた道はすっかり遠く対岸に。
イカイワ駐車場という、不思議な名前の駐車場との分岐点までやってきました。
あとで調べたところ、八間山の登山道の中にイカイワの肩という場所があり、
そこから名付けられているようです。結局、由来は分からないですね(笑)
駐車場は湖畔のすぐそばにはないようで、ここからは見えません。
湖畔とは反対方向に向かって遊歩道が延びていたので、この先に駐車場があるよう。
先ほどバスを降り立った、富士見峠(野反峠バス停)のレストハウスがあんなに高い場所に見えます。
ノゾリキスゲの群落は、先ほどのイカイワ駐車場との分岐点あたりまでで、
そこから先は歩く人もおらず、完全にひとりぼっちになりました。
湖に面したベンチでちょっと一休み。
それにしても腹が減った。。。
オオカラボリ駐車場との分岐。
またしても変わった名前です。
オオカラボリ駐車場へ向かう道。
この道の先には、「湖畔」というバス停があります。
ここまではチップが敷き詰められ、かなり歩きやすい道が続いていましたが、
あまり人が通らないのか、自然に還りはじめたワイルドな感じの道も現れました。
再び穏やかな湖畔沿いに出てきました。
この辺りは「カヤ平」というようです。
ようやく2km地点まで来たところで、すでに90分以上を要してしまっていたので、
少し急ぎ目にゴールを目指します。
後半は湖と離れて単調な登り坂が続き、
時間も読めなかったので、写真をほとんど撮りませんでした。
梅雨時期のせいか途中にぬかるみも多く、スニーカーは泥だらけ。
カヤ平から15分ほど歩くと、遊歩道は終わり、一般道に合流しました。
ここから先は車道に沿って進みます。
ゴール地点であるビジターセンターが見えてきました。
遊歩道のゴールはビジターセンターなのですが
バス停の終点はその500mほど手前にある野反湖展望台の場所にありました。
ここにも売店があるので微かな期待をしていましたが、やはりまだ休業中でした。
無事、野反湖のバス停に到着。
最終バスまではあと30分ほどの余裕がありました。
野反峠のバス停から、ゆっくり歩いて2時間半かかりました。
案内では1時間半と書かれていたので、距離的には長くないのですが、
前半は花の見どころがとても多いので、寄り道したくなります。
まだバスの時間まで30分ほどあるので、ビジターセンターまで歩いてみることに。
ダムの水門にくると、やはりここがダム湖であることを認識できますね。
野反湖の水深は24mあるそうです。
これまでほとんど風を感じなかったのに、水門のところだけすごい風が吹いています。
湖畔ではあちこちで釣りを楽しむ人の姿が見えました。
とても静かな休日の過ごし方ですね。
水門の反対側は足がすくむ深い谷。
野反湖の水は信濃川に合流し、そのまま日本海に注ぎます。
バンガローが立ち並ぶ野反湖キャンプ場。
隣接するビジターセンターはキャンプ場の受付施設に変わっており、
今はビジターセンターとしての機能はないようです。
ほどなくしてバス停に戻ってきました。
野反湖展望台という場所に行ってみると、
今回の遊歩道の中で一番のノゾリキスゲの群生に出会うことができました。
今回は野反湖の東岸ルートを歩きましたが、次は西岸ルートを歩いてみたいですね。
食事にありつけないのは残念でしたが、気持ちのいい山の散歩ができました。
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