日ノ浜団地を出発したバスは、わずか12分で終点の椴法華(とどほっけ)支所前に到着。
ここは平成16年に函館市に編集されるまで椴法華村という一つの村でした。
そのため、このバス停の目の前に以前の村役場があります。
乗継まで18分あるので、少しだけ海の方まで歩いてみました。
集落を抜けると穏やかな海が広がっており、波の打ち寄せる音だけが響いていました。
15時31分発、函館バスセンターゆきが到着。
日ノ浜団地から乗車したバスが系統を変えてバス停にやってきました。
椴法華支所前から函館市街地までは、自分たちが乗車してきた南側のルートと
南茅部を経由する北側のルートの2系統があることが分かりました。
16時06分に南茅部支所前のバス停に到着。
ここも現在は函館市ですが、平成16年までは南茅部町だった場所です。
南茅部支所前では3台のバスが停車しており、
函館バスセンター/古部/鹿部ゆきの相互接続が行われていました。
南茅部支所前で16時09分発の鹿部出張所ゆきに乗り換えます。
このあたり、バスの本数こそ少ないものの、乗継の良さは特筆すべきものがあります。
鹿部までもすっかり見慣れた海岸線をひた走ります。
ずっと同じ海岸線を走っているようですが、この辺りの対岸は青森ではなく室蘭付近になります。
南茅部支所から35分ほどで「道の駅 しかべ間歇泉公園」に到着。
函館駅前からここまでおよそ3時間ほど掛かりました。
※大沼公園を回る系統でくれば、函館駅前から1時間40分ほどです。
バス停の周りに何もなかったので、かなり小規模な道の駅かと思っていましたが、
建物はかなり新しく、いい意味で期待を裏切られました。
「間歇泉公園」と名前が付くぐらいなので、やはり間欠泉が一番の見どころのようです。
スタッフの方に聞くと、10~15分に1回は温泉が噴き出すシーンが見られるということで、
入場料300円を払い、見ていくことにしました。
中に入ると、鹿部温泉を使用したとてもきれいな足湯があり、
そこに入りながら間欠泉が見れるようになっていました。
湯気がもくもくと出はじめると、まもなく勢いよく熱湯が噴出してきます。
一瞬で終わってしまうのかと思いきや、30秒ぐらい出続けていたので、
写真や動画も撮りつつ、自分の目でも楽しむことができました。
一定間隔で噴き出す様子はまるでタイマーでセットされているかのようですが
これが自然の摂理で行われているということがとても興味深かったです。
こちらは道の駅の食堂。たらこを使った定食が名物のようです。
すでに17時を過ぎていたので、すべてのメニューが完売となっていました。
レストランの椅子に置かれている顔つきタラコがちょっと怖い。。。
道の駅の敷地内には、温泉蒸し処もありました。
売店で玉子や豚肉などが売られているので、それを温泉の蒸気で蒸して頂けるそう。
別府の鉄輪温泉で体験した「地獄蒸し」が、ここでも楽しめるんですね。
道の駅で間欠泉を堪能したら、函館駅方面に戻ります。
鹿部まで来ると、元の道を戻るよりも大沼まわりの方が圧倒的に早いので
大沼公園を横目に見ながら函館駅を目指しました。
途中、北へ向かうキハ40とすれ違いました。
18時20分、新函館北斗駅にて下車。
路線バスはここから52分もかけてゆっくりと函館駅前を目指しますが、
今日は「はこだて旅するパスポート」も「6日間周遊パス」も持っているので
JR線に乗り換えて、函館駅まで先回りです。
新函館北斗駅で30分ほど待ち、18時50分発の快速「はこだてライナー」に乗車します。
新幹線の接続を受けて発車するのですが、乗車しているのは3両あわせて20人以下。
壊滅的な人の少なさに衝撃を受けます。
なかなか見る機会のない道南限定の路線図です。
快速「はこだてライナー」は途中、五稜郭のみに停車します。
所要時間は15分、19時05分に函館駅に到着しました。
新函館北斗駅ではバスより30分も遅い出発でしたが、それでもバスより7分早い到着です。
だいぶ外も暗くなってきたので、いったんホテルへと向かいました。
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