今日は道南いさりび鉄道に乗って、木古内を目指します。
左側に停車中の10時34分発、木古内ゆきに乗ります。
右側の方が急行色でテンション上がりますが、残念ながら回送列車でした。
列車はディーゼルエンジンの音を響かせながら、ゆっくりと函館駅を出発しました。
車内は地元の人と観光客が半々ぐらい。
ボックスシートが相席なしで一通り埋まって、
ロングシートには2、3人といった感じでした。
道南いさりび鉄道は、もともとはJR江差線だった路線です。
北海道新幹線の開業にあわせて、第三セクター化され、道南いさりび鉄道となりました。
木古内〜江差間は北海道新幹線開業前から廃線になっていたので、
当時から江差線というよりは、津軽海峡線と呼ばれていたことが多かった印象です。
上磯の市街地を抜けると、函館湾の向こうに函館山が見えてきます。
快速海峡に始まり、特急はつかり、寝台特急北斗星、
特急白鳥・スーパー白鳥の車窓から、何度もこの車窓を見た記憶があります。
青函トンネルを抜け、この函館山が見えてきた時、
あぁようやく北海道に来たんだなぁと、感慨深い気持ちになっていたことを思い出します。
列車はその後ものんびりと海岸線に沿って走ります。
トラピスト修道院の最寄り駅、渡島当別。
郵便局を併設した可愛らしい駅舎です。
観光客と思わしき人たちが4,5人ほど下車していきました。
いつも通過してばかりだった駅にも丁寧に停車していきます。
こうしてひとつひとつの駅舎を改めて見る、いい機会になりました。
11時37分、函館から約1時間をかけて終着の木古内駅に到着しました。
木古内では駅の目の前にある道の駅「みそぎの郷 きこない」でランチです。
「どうなんde’s」というレストランが入っていて、
木古内産をはじめとした道南産の海の幸や山の幸を使ったメニューを提供しています。
本日の日替わりパスタとして紹介されていた、
夏野菜とズワイガニのパスタ(1,100円)をいただきました。
+300円で、パン・サラダ・ドリンク・食後のジェラートが付きます。
蟹のいいダシが出ているのに加え、野菜もたっぷり入っていて、
とても美味しかったです。他のメニューも試してみたいな。
食事の後は帰りのバスの時間まで少し時間があったので
道の駅から徒歩5分ほどで行ける「みそぎ浜」へ。
道の駅に「みそぎの郷」という名前が付けられている通り、
木古内町は寒中みそぎ祭が有名な町です。
冬になると、ここに大勢の人が集まって4人の選ばれた若者が海に入るそうです。
木古内駅前14時15分発の函館バスセンターゆきで、函館に戻りました。
行きは鉄道、帰りはバスという方法が遠慮なく使えるのも
はこだて旅するパスポートのいいところですね。
帰りはお腹いっぱいですっかり眠たくなってしまい、ほとんど寝てばかりでした。
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