函館旅行3日目の朝。
今日はローカル線に乗って大沼公園へ。
10時53分発の森ゆき普通列車。
キハ40の2両編成です。
昨日までの尋常ではない混雑を見て、
発車30分前にはホームに入って待っていましたが、
多くの人は6分前に発車する特急北斗に乗る人たちのようで、余裕で着席することができました。
発車直前になると、さすがにボックス席に空きはなくなったようで、
ロングシート部分にも乗客がちらほら。
定刻通りに函館を出発。
窓を開けると秋の気持ちいい風が吹き込んできます。
ゆっくりと走る普通列車ならではの贅沢な時間です。
新函館北斗駅で新幹線への乗り継ぎ客を降ろすと、
少し身軽になった列車は山の中へと入っていきます。
新函館北斗の次の駅は仁山駅。
木造のホームと駅舎は、旅情を誘います。
トンネルを抜けると、小沼湖が車窓左手に。
ちょうど保線用のトロッコに乗った作業員の方がいました。
正面に大沼公園のシンボル、駒ケ岳が見えてきました。
観光客で賑わう大沼湖と違い、車窓から見える小沼湖はとても静かで穏やか。
特急だと高速で駆け抜ける区間も、普通列車だと風ごと自然を感じられます。
大沼駅では砂原まわりと大沼公園まわりに、函館本線が分岐します。
以前、普通列車は砂原まわりが多かった印象ですが、
今は朝晩の通学時間を除くと、大沼公園まわりが多くなった気がします。
函館駅から50分、大沼公園駅に到着しました。
初めてこの地を訪れた時からこの駅舎はそのままで、なんだか安心します。
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