今日のお宿は宇奈月温泉駅のほど近くにある「やまのは」です。
チェックインの手続きだけ済ませて、早速出かけようと思ったのですが、
「良かったら今からでもラウンジで珈琲は飲めますのでご自由にどうぞー」と
従業員さんに言っていただいたので、お言葉に甘えてラウンジへ。
ここに泊まれるなんてワクワクするなぁ。
珈琲を飲んでいる間だけでも2回、トロッコ電車が黒部川を渡る様子が見えました。
チェックインの時間は15時。
まだ1時間ほどあるので、やまびこ遊歩道へと向かうことにしました。
宿から10分ほど歩くと、黒部峡谷鉄道の宇奈月駅に到着しました。
トロッコ電車は明日乗車予定なので、今日は駅を通り過ぎて遊歩道へと向かいます。
宇奈月駅の駐車場の近くから、やまびこ遊歩道へと入っていきます。
すぐ間近から、車両が行き交う様子を見ることができます。
ここからは新山彦橋を渡る黒部峡谷鉄道のトロッコ電車と、
黒部川の美しい峡谷の両方が楽しめるんです。
この時期は20~40分間隔でトロッコが運行されているので、
それが往復見られると考えると、
かなりの頻度でトロッコが川を渡る様子を見ることができます。
やまびこ遊歩道にはトンネル区間もあって、アドベンチャー要素たっぷりです。
トンネルの中間あたりからは、外が見えました。
新山彦橋の橋脚を間近に見ることができます。
トンネルを抜け、宇奈月ダムの展望台までやってきました。
温泉街からここまではゆっくり歩いて15分ぐらいです。
遊歩道は宇奈月ダムまで続いているのでもう少し歩いてみます。
こちらがダムの下側の景色です。
ダムってこの人工的な高さがめっちゃ怖いんですよね。
見下ろすと身体が吸い込まれそうになります。。。
宇奈月ダムの周囲の山々は、今が紅葉の最盛期でした。
ダムの下まで降りてくると、真っ赤に色づいたモミジがたくさんありました。
黒部川電気記念館の隣の「独楽園」にある、山田胖(やまだゆたか)像。
黒部川の電源開発のためには宇奈月を温泉地として開発することが必要だとして、
不毛の地であった宇奈月に、7kmほど離れた黒薙温泉から源泉を引き込み、
現在の宇奈月温泉の街を形成する礎となった人物なんだそうです。
宇奈月温泉といえば富山を代表する温泉地なわけですが、
実は温泉が湧く土地ではなかったんですね。
「やまびこ遊歩道」の散策を終え、宿へと戻ってきました。
チェックインは事前に済ませていたので、鍵を受け取りすぐさまお部屋へ。
今回は本館より少しグレードの高い、別館「飛鳥」の和洋室を予約してみました。
GoToトラベルではないのですが、8月頃に予約したので宿独自の割引プランで、
通常より30%以上安い一人15,500円程で予約できました。
部屋の窓からは本館の建物の向こうに、
黒部川やトロッコ電車の走る新山彦橋が見えました。
9階の部屋だったので、本館に邪魔されずに景色が楽しめたけど、
これ、少し下の階だとせっかく川側の部屋なのに、
本館の建物に阻まれて、あまり景色見えないかも…。
ベッドに寝ながらにして、温泉街を囲む山々を一望できました。
この日は、普段は有料の貸切風呂が無料開放されていました。
15時から22時までの間、3回ほど覗きに行きましたが、
どの時間帯も入浴中で結局入浴する機会はなく…。
15時~翌1時まで、男性は「大黒部」(だいくろべ)というお風呂。
この宿の名物風呂である「棚湯」は男性は朝しか入れないのが残念ですが、
人気の宿というのはたいてい女湯の時間帯が優遇されるものですよね。
しかしながら、この「大黒部」の良かったところは、
露天風呂がこの宿の大浴場の中で唯一の源泉かけ流しだったこと。
この日の夜は、宇奈月の泉質をじっくりと堪能しました。
夕食はバイキングスタイル。
お刺身や天ぷら、ステーキなどの定番品はもちろんのこと、
白えびの釜めしや、富山ブラックラーメンなどのご当地メニューもありました。
ホテルが満室だったので、夕食会場はものすごい賑わい。
料理の列が凄かったので、一旦刺身やサラダなどを前菜として食べつつ
行列が引いてみんながデザートを食べている頃、
一人だけズワイガニやステーキなどのメイン料理をガッツリと食べていました(笑)
この日の夜は快晴。外に出てみると、星空がとてもきれいでした。
オリオン座はもちろんのこと、流れ星も2回見ることができました。
東京の空は明るくてほとんど星が見えないので、
こうした星空が見れるのは本当に貴重な体験ですね。
コメント