清水魚市場の中にあるパンフレットで、
「日本平 夢テラス」という場所の写真が
とても素敵だったので、
そこに行ってみることにしました。
清水駅の江尻口側にあるバス乗り場から
14時ちょうど発の久能山下ゆきに乗車しました。
駅前の観光案内所で、優しい係員のおじちゃんが
日本平ロープウェイのクーポンの他、
久能山東照宮とロープウェイのセット券や、
久能山下からは帰りのバスの本数が少ないからと
東静岡駅ゆきの時刻表も渡してくれました。
清水駅前から久能山下までのバスルート。
バス運賃は470円で
交通系IC(Suica)も使用できました。
清水の市街地を抜け、海岸線沿いの道に出ると、
いちご畑が斜面いっぱいに。
至るところでいちご狩りの営業が行われていました。
うーん、日本平テラスも行きたいけど、
こうして車窓から見ていると、
いちご狩りも捨てがたい。。。
清水駅からずっと乗っていた人達も、
いちご狩りが目的なのか、
この辺のバス停で次々と下車していき、
最終的には自分たちだけになりました。
清水駅から久能山を経由して
日本平を目指す人っていないんですね。
バスはヤシの木とイチゴ畑のハウスが並ぶ、
海沿いの気持ちいい道を走ります。
このあたりは東京よりずっと暖かいんだろうなぁ。
清水駅から30分ほどで終点の久能山下に到着。
ここからロープウェイに乗って、
日本平 夢テラスを目指します。
実はこの時まで久能山下までバスで来たら
ロープウェイ乗り場はすぐそこかと思ってました…。
が、実際に待っていたのは東照宮の長い階段。
どうやらこの先にロープウェイ乗り場があるようです。
確かに地図で見ると、バス停とロープウェイの先端に若干の間隔が…。
というわけで、結局階段を登ることになりました。
久能山東照宮の石段はぜんぶで1,159段!
階段の数だけで行ったら、山寺より多いですね。
ただ、段差が少ない階段なので、
2段抜かしぐらいでじゃんじゃん登れます。
とはいえ、途中まで登ってくるとだいぶ汗が出てきました。
だいぶ高い場所まで登ってきました。
はぁ、はぁ。
まもなく頂上です。かなり登ってきましたね。
遠くに見えているのは伊豆半島です。
909段上がったところの「一の門」から。
ここから先は東照宮の境内に入るため、
眺めとしてはここが一番の絶景スポット。
遠くに見えている岬は静岡県最南端の御前崎です。
ロープウェイは15~17時までは15分間隔。
その前の14時台までは10分間隔で運行されているようです。
コロナ対策もあってか、
臨時便は随時運行しているようで、
この時も早々に定員に達してしまい、
5分ほど早めに出発しました。
ロープウェイでいよいよ日本平へ。
久能山と日本平の間は深い谷になっています。
以前はハイキングコースもあったそうですが、
豪雨被害によりハイキングコースは閉鎖。
現在はこのロープウェイが唯一の交通手段となっているそうです。
日本平駅に到着。
施設の全面リニューアルが完了したばかりのようで、
とてもきれいに整備されていました。
施設内で購入した食べ物や飲み物を
自由に食べることができるイートインスペース。
駿河湾と久能山が見える絶景の席です。
日本平駅に隣接している、
日本平 夢テラスへと向かいました。
左側の建物が「日本平 夢テラス」です。
富士山が山頂だけ顔を覗かせているんですが、
写真だとまったく見えていないですね。
「日本平 夢テラス」は、
国立競技場のデザインを手がけた隈研吾さんのデザイン。
無機質な電波塔を囲むように作られた施設は
木がふんだんに使われていて
温かみがありながら洗練された建物でした。
2階にあるラウンジでちょっと一休み。
みかんジュース(500円)と抹茶スカッシュ(650円)を頂きました。
富士山、海、街並み、公園。
素晴らしい眺めで、とても贅沢な時間です。
グラスいっぱいのイチゴケーキ(800円)。
イチゴ狩りをしたい気分になっていたので、
ここでようやくイチゴ欲が満たされました。
夢テラスの3階は360度見渡せる「展望回廊」です。
開放感たっぷりで、とても気持ちのいい場所です。
建築に興味がある人だったら、
こういう屋根を見るのも楽しいんだろうなぁ。
伊豆半島や富士山(写真には写らないけど)も見えました。
ロープウェイ乗り場の方を見るとこんな感じ。
奥に見えている大きな街が静岡市の中心部です。
夜は夜景がすごくきれいなんだろうなぁ。
日本平 夢テラスの地図も貼っておきます。
帰りはロープウェイ乗り場の前から発車している
静岡駅・新静岡バスターミナルゆきのバスに乗車しました。
路線バスの久能山下~清水駅間は
運行頻度が2時間に1本と少ないですが、
日本平~東静岡駅~静岡駅間は
1時間に1本の間隔で走っています。
東静岡駅までのバスルートはこんな感じです。
バス運賃は470円。
交通系IC(Suica)も使用できました。
東静岡駅は、想像以上に立派な駅でした。
イベントが多い駅なのでしょうか。
東静岡17時13分発の沼津行きに乗車し、
沼津までは再びロングシートの長い1時間。
沼津では乗継がよく、すぐに宇都宮ゆきの列車に乗ることができました。
ここでちょっと戸惑ったのが
Suicaグリーン券が沼津発では買えなかったこと。
熱海まではJR東海の管轄のためだと思うのですが、
改札を出て買う時間もなかったので、
ひとまず熱海発でグリーン券を購入し、
沼津~熱海間は検札が来ないのでそのまま乗車し
熱海に到着後、ようやくSuicaをタッチしました。
ここの区間の正しい乗車法って
どういう方法なんだろう?
駅のみどりの窓口でグリーン券を買うのがベスト?
何はともあれ、そのまま東海道線をひた走って
川崎駅に20時10分着。
ここで友人と分かれ、南武線で帰路に就きました。
コメント
YouTubeで検証している人がいましたが、沼津からグリーン車に乗車する場合は沼津駅窓口でグリーン券を購入するようです。
なお、駅の券売機、Suica、モバイルSuicaでは購入できないそうです。
カナロアさん、早速ありがとうございます。
同行した友人はモバイルSuicaの調子が悪かったので、
東静岡駅のみどりの窓口で紙のグリーン券を購入していたのですが、
どうやらそれが正解のようですね。
沼津~熱海だけグリーン車を利用して下車していく人もいましたので
全車普通席として利用されているのが実態でしょうか。
お互いの会社にメリットがあって
この乗り入れをしてるんだと思うんですが不思議な区間ですね。