真幸駅から次の矢岳駅までの区間は肥薩線のクライマックスです。
真幸駅では地元の人たちが特産品などを売っていたのですが
しんぺい号が発車するとみんなが手を振ってお見送りしてくれました。
左は先ほど吉松駅から真幸駅に入るときに通ってきた線路です。
真幸駅を出発すると、列車は戻るように進み
少し高い場所まで登って一旦停止します。
その後、再び真幸駅の方向に向かって進みますが、今度は一気に標高を上げていき、
真幸駅が少し下に見えるようになります。
真幸駅の横を通りすぎるときはこの標高差!
みんながこちらに手を振り続けてくれて、なんだかとても感激しました。
肥薩線は九州で最も利用者が少ない路線ですが、こうして車窓の風景を生かして
さまざまな工夫をしていることは本当に素晴らしいなと思いました。
真幸駅と矢岳駅の間が日本三大車窓の一つである「矢岳越え」です。
車内放送でも根室本線、篠ノ井線と並ぶ…と紹介されていました。
えびの高原と霧島連山を一望する景色は確かに絶景でした。
しんぺい号はここで一旦停止してくれます。
しかも全ての車両の人が一番いい位置で見られるように
一両分進んでは止まり、進んでは止まりと心憎いサービスまでありました。
真幸駅から20分程で矢岳駅に到着しました。
肥薩線では最も高い場所にある駅です。
矢岳駅もとても味のある駅です。
広い待合室は鹿児島本線が肥薩線経由だった当時の賑わいが蘇ってくるようです。
つつじが満開の矢岳駅。
木造の駅舎によくマッチしています。
駅の敷地からちょっと外に出ると、ものすごいのどかな風景が広がってました。
あぁ、こういう旅っていいなぁと思いました。
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