坂を登りきると、白い道は後半部分に差し掛かります。
風力発電の設備がたくさん見えてきました。
進行方向左手には宗谷丘陵が広がっていて、海からは冷たい風が吹き付けてきます。
遠くに見えるのは、樺太との境にあたる間宮海峡です。
このあたりで約2.5kmに渡る「白い道」は終了です。
青空に真っ白な道が本当によく映える素晴らしい道でした。
一方、かなり知名度も上がってきたのか、多くの車やバイクとすれ違ったので、
静寂をゆっくりと楽しめる時間は、あまり多くはなかった気もします。
美瑛の「青い池」のように、「白い道」もこれから年々人が増えていく予感がします。
宗谷丘陵フットパスコースのショートコースはここで折り返しとなりますが
ロングコースはここから更に8kmほどあるので、先に進みます。
白い道は終わり、アスファルトの道に戻りますが、丘陵の風景は続きます。
反対方向から来た親子連れの車に「白い道はどこですか?」と聞かれたので、
もうすぐそこから始まりますよとお答えしました。
なだらかに登ったり下ったりを繰り返し
坂のてっぺんではライダーと一緒に風を感じて
さらに先へと進んでいくと
またさらに丘陵地帯が続き、
風力発電の風車も間近に迫ってきました。
道の突き当たりからは宗谷岬ウィンドファームの風力発電の設備が一望できました。
写真のこの先の道は、関係者以外は立ち入り禁止になっています。
雄大な風景の中、風力発電の翼が回転する鈍い音だけが響き渡っていました。
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