田沢湖畔からタクシーで田沢湖駅まで戻り、
田沢湖駅前13時30分発の角館・田沢湖線角館営業所行きに乗り込みました。
乳頭温泉ゆきのバスとは違い、こじんまりとしたコミュニティバスのような車内。
さすがにこちらは観光客は皆無で、地元の方のみでした。
田沢湖駅から角館駅・伝承館入口までの運賃は570円です。
乗車券は、駅の観光案内所にある券売機で事前購入できました。
秋田新幹線が走る田沢湖線と併走するように進みます。
雪道に慣れてるって本当にすごい。
同じ東北民の両親も驚くスピードで、バスは快調に飛ばしていきます。
ここで、田沢湖駅から乗車していた地元の方が下車しました。
雪が強く、もう外の景色はほとんど見えません。
この頃、秋田新幹線は2時間以上の遅れが頻発。
雪がかなり強く降りしきる中、バスは素晴らしいまでの定時運行でした。
田沢湖駅からバスに揺られること30分。
「伝承館入口」というバス停で下車しました。
角館駅からだと武家屋敷通りまで20分近く歩きますが、
伝承館入口バス停からだとすぐです。(左側の建物が伝承館)
雪化粧した木々と整然と続く黒塀が美しい角館の武家屋敷通り。
桜の季節はわずか10日ほどで100万人を超える人が訪れるという
秋田を代表する一大観光名所ですが、この日は完全なる三人占め。
母ちゃんがこんなポーズをしても誰の邪魔にもなりません(笑)
こんな誰もいない角館もまたいい思い出です。
武家屋敷通り沿いのお店はどこも元気に営業していました。
本当なら3連休で多くの観光客を見込んでいたのかもしれませんね。
武家屋敷通りを歩き切り、少し大きめの通りに出てきました。
ロードヒーティングが入っていて、とても歩きやすい道です。
とあるフルーツパーラーまでやってきました。
雪の中でけっこう歩き疲れたので、ここで次の新幹線の時間まで一休みです。
フルーツパーラーというだけあって、フルーツ系のパフェがとても充実してました。
今は季節柄、イチゴのパフェがメインのようです。
ちょっと残念なのは「大粒イチゴパフェ」の割には小粒だったのと、
パフェの上に飾ってある造花がちょっと違和感だったこと(笑)
フルーツパーラーから角館駅までは歩いて5分もかかりませんでした。
駅が半分ぐらい雪で埋もれちゃってますが、
こんな駅からも東京駅まで一本で行けるんだから、秋田新幹線ってすごいなぁ。
こちらは隣接する秋田内陸縦貫鉄道の角館駅。
一人旅だったらこっちにも乗っちゃってたかも(笑)
そうやって結果的に詰め込み式の旅程になってしまうんですよね…。
駅で秋田までの特定特急券を発券してもらい、すぐにホームへ。
秋田新幹線は夕方になっても遅延が回復せず、
このこまちも2時間以上の遅れで角館に到着したようです。
自分たちは駅での待ち時間はほぼゼロだったので、助かりました。
車内には各車両5人ほどしか乗っていませんでした。
羽後長野駅で停車。秋田新幹線の通る田沢湖線・奥羽本線は単線区間が多く、
遅延している上り方面との行き違いによって、さらに遅延は拡大。
このあとも一駅進んでは停車の繰り返しで、
角館から秋田駅までは1時間20分ほど掛かりました。(通常は50分弱)
16時半ごろ、無事に秋田駅に到着しました。
本当に「無事に着けた」というのがしっくりくる感じでした。
バスターミナルのライトアップが雪景色とマッチしてとてもいい感じ。
1泊目の宿は秋田駅から歩いて10分ほどの場所にあるドーミーイン秋田。
ツインの部屋を隣同士で予約しました。
明日の朝、8時20分発のリゾートしらかみ1号に乗る予定なので、1泊目の宿は予算控えめ(笑)
外があまりに寒いので、夕食を食べにに外に出かけるのは止め、
秋田駅の駅ビルで買ったお弁当を3人で食べました。
部屋の窓からは千秋公園のお堀が見えました。
時折吹雪いたり、急に星空が見えたりと目まぐるしく外の景色が変化します。
最上階にある大浴場では、轟音とともに雪が吹き荒れ、
目も開けていられないほどの吹雪露天風呂が堪能できました。
ドーミーインのお楽しみ。21時半から23時までは夜鳴きそばタイム。
秋田のドーミーインでは、ドリンクサービスまで行われていて
缶のビールやオレンジジュースなどが無料で飲めるようになっていました。
両親は初めての体験で、けっこう楽しみにしてくれていました。
このベーシックな醤油ラーメンの味が、深夜に食べるとやたら美味しいんですよね。
罪悪感の少ないハーフサイズなのも嬉しい限り。
明日は早起きなので、ラーメンを食べた後は早々に横になりました。
ひとまず1日目、無事に秋田まで来れて一安心。お疲れさまでした。
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