夏の道東旅行2021 釧網本線で行く北浜駅「停車場」

広告

川湯温泉駅から15時48分発の網走ゆきに乗り、次の目的地は北浜駅です。

川湯温泉駅からは10人ほどが乗車。

5時間20分ぶりにやってくる列車です。
当然のことながら着席できず、
前方車窓かぶりつきで行くことにしました。

川湯温泉駅から次の緑駅までの区間は、
野上峠という釧網本線で最も標高の高い区間。

トンネルを抜けると釧路地方から網走地方へと入っていきます。
本州以南で言うところの県境超えです。

川湯温泉駅から緑駅までは15分。
わずか一駅ですが340円かかります。

緑に到着しました。
以前は日中もここを始発とした網走行きが数本ありましたが、今は朝6時台の始発があるのみ。

おばあさんが一人乗り込んできました。

列車は次第に里の風景へ。

牧場や湿地が多かった釧路地方に対して、
網走地方は畑の風景が中心です。

清里町駅で上り列車と行き違い。

清里町〜中斜里間

広大な畑の風景の中をひた走ります。

清里町〜中斜里間

ときどき現れる一直線の防風林も北海道らしい風景の一つ。

濤沸湖

知床斜里駅で多くの乗客が入れ替わり、
いよいよオホーツク海沿いの区間へ。

オホーツク海側の景色ももちろんいいですが、
反対の濤沸湖側の風景も果て感があってなかなか良いものです。

北浜駅展望台より
川湯温泉から約70分。
16時59分に北浜駅に到着しました。

オホーツク海に最も近い駅です。
海沿いを一本の線路が延びる風景は
侘しく、美しく、最高です。

木造の駅舎はとっても味があります。

駅の向こうに広がるのはオホーツク海。
冬はあの海が流氷で埋め尽くされます。

左側にあるのが展望台。

オホーツク海と駅のホーム、
さらには知床連山まで見渡せます。

ホームは波の打ち寄せる音が聴こえます。

駅舎の中は旅行者が残していった
きっぷや定期券の数々が貼られています。

そんな北浜駅の中にあるお店が喫茶「停車場」です。

訪れたのは17時すぎ。
残念ながら3組限定の窓際席は満席。

海を見ながら夕食タイムと行きたかったけど
それはまた次回の宿題に取っておきましょう。

一つだけある内側のテーブル席に座り
アイスコーヒーを頂きました。

昔、実際に使われていたボックスの座席や
網棚、扇風機などがそのまま内装で使われています。

コロナの影響もあって、この日は18時で閉店。
みんなが帰った後に席を移動するのは遠慮しておきました。

お店を出る頃にはすっかり夕方の風景に。

改めて展望台からオホーツク海。
このブログのトップ画にも使っているのも
ここから撮影した写真です。

波の音やひんやりした風が心地よいです。

今日の宿泊は先ほど通過してきた知床斜里。

当初の計画では「停車場」で夕食を食べ
19時10分発の釧路ゆきで戻るつもりでしたが
席が満席な上に、時短で18時閉店だったので、
この予定はひとまずナシに。

一旦、線路と並行する路線バスで
網走駅へと向かうことにしました。

網走へ向かうバスはそれなりにあります。
17時57分発のバスに乗りました。

バスは夕日に淡く染まったオホーツク海沿いを進みました。

30分ほどで網走駅に到着。
釧路方面に戻る列車は約25分後です。

網走駅の改札を通って、
18時52分発の釧路ゆきに乗車します。

釧路まで行くのはこの列車が最終です。

釧路ゆきはさすがにガラガラでした。

列車は少しずつ夜汽車の雰囲気になってきました。

先ほど途中下車した北浜駅。
誰も乗り降りはありませんでした。

原生花園駅。
ここでは数人の乗車がありました。

駅前から天然のお花畑が広がります。
釧網本線の沿線の自然の豊かさは本当にスゴいです。

浜小清水駅。

駅前にはキャンプ場があって
キャンプファイアーを楽しむ人の姿も。

止別駅から知床斜里駅のあたりで
ほぼ外の明るさはなくなりました。

知床斜里駅に到着しました。
この時間、すでに駅員さんの姿はありません。

知床斜里駅は世界遺産知床半島の玄関口。

駅舎もモダンな感じでとても立派です。

一方、列車の本数は上下合わせて12本のみ。
釧路方面へは1日5本しかありません。

ただ、朝の網走方面は約1時間おきに走っていて
通学の足はしっかり確保されてるのが分かります。

駅の待合室も立派です。
駅を見物に来た人が札幌までの遠さと、
列車の本数の少なさに驚いていました。

今日の宿は知床斜里駅の目の前にある
ルートイングランティア知床-斜里駅前

1泊朝食付き9,120円でした。

部屋はコンフォートツイン。

このホテルは全室ツインルームなので
部屋がかなり広くて快適です。

高層階を希望していたので
最上階の8階の部屋に泊まることができました。

このホテルでいいなぁと思うのは
やっぱり源泉かけ流しの温泉です。

ルートインって人工温泉が多いのですが
ここはもちろん天然温泉。
お湯は石油のような匂いがして、
THE・温泉っていう感じです。

露天風呂もあるので、
冬なら雪見風呂も楽しめますね。

北浜駅で食事を取らなかったので
夜はホテルの目の前にあるセコマで買い出しをしてきました。

同じホテルの宿泊客だと思うんですが、
浴衣で来ている人もいました(笑)

8階の部屋からの眺め。

斜里の街の静かな夜景が楽しめます。
この日は満月で月がとっても幻想的でした。

お風呂上りにちょっと駅まで夕涼み。

網走行きの最終列車(右側)が
ちょうど駅に入線したところでした。

明日はこの旅の最終日。
ここから北見を経由して女満別空港へ向かい東京へ帰る日です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました