チェックインを済ませて部屋へ。
日帰り客で賑わう元禄の湯の前を通って部屋へと向かいます。
元禄の湯の前は外廊下になっていて、襖を開けると部屋(資料室)があります。
昔の木造建築がそのまま残っていることが分かりますね。
今回の部屋は壱番館101号室。
木造で文化財にも指定されている本館とは別棟の鉄筋コンクリートの建物です。
一人旅&土日祝日だと、この部屋タイプしか泊まれません。
プチ湯治体験的な部屋なのでバス・トイレは無く、バスタオルもありませんが
それ以外は一通りあるので一人旅であれば充分と言えば充分です。
天然温泉の床暖房が入っていて、一年中床が温かい(夏は暑すぎる)ため、
寝床は布団ではなくベッドになっています。
夏も床暖房が入り続けるため、暑さに弱い人はご遠慮下さいとの注意書きがあります。
眺めは特にありませんが、すぐ近くを川が流れているので水の音がよく聴こえます。
緑もそれなりにあって、狭いながらも意外と居心地が良い部屋です。
今回から部屋にスリッパキープのピンチが置かれていました。
毎回訪れる度にどこかしらが変わっていて、湯治場的な雰囲気を残しつつも、
サービスを次々と改善していく姿勢はすごいなーと感じます。
浪漫のトンネルを抜けて、山荘を通り、佳松館にある杜の湯へと向かいます。
本館(壱番館)、山荘、佳松館の3つの棟から成っているのも積善館の特徴です。
山荘から鏡の廊下を通って佳松館へ。
佳松館まで来ると、もう別格というか高級旅館の雰囲気がプンプンします。
歴史ファンには木造建築の本館の方が人気かもしれませんが、
一般的にはこちらの佳松館が一番居心地がいい造りになっていると思います。
ただ、部屋タイプによって接客の対応やお風呂の内容は変わるわけではないので、
湯治体験でありながら、高級宿の接客を受けられる壱番館や本館はお得とも言えます。
杜の湯は宿泊者専用なのでとても空いていて、ひんやりとした空気の下、
霧に煙る山々を見ながら、とても気持ちいいひとときを過ごすことができました。
露天風呂の湯気で気温が高いためか、まだ紅葉が残っていてきれいでした。
杜の湯の露天風呂を満喫したあとは、本館に戻って元禄の湯へ(写真はポスターです)。
積善館といえばこのお風呂というぐらい元禄の湯は有名なお風呂です。
源泉が湯船の底から湧いており、空気に触れないので泉質は最高です。
入っているうちにどんどん肌がすべすべしてくるのが分かりました。
湯上がりに宿の目の前にある落合通りの温泉街をふらふらと。
今日は3連休の初日だったということもあり、人通りが結構多かったです。
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