秋の庄内旅 スイデンテラスに泊まり、海里に乗る その2

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鶴岡駅の改札を抜け、外に出ました。

クラシックで洒落た雰囲気の駅舎。
大きな稲穂を担いだ大人と少年のモニュメントが、米どころ庄内地方らしいですね。

駅前の様子はこんな感じです。

左が「つるおか食文化市場 FOODEVER」という飲食ビル。
右が「清川屋」という地元の特産品などを販売するお店です。

駅前から3分ほど歩いた場所に
「青森屋」というフルーツパーラーがあり、
ここで夕食後のケーキを購入しました。
※「いなほ」の車内でフルーツプリン食べたことはすっかり忘れてます

1階ではテイクアウト用のケーキと果物の販売を行っていて
2階がカフェスペースとなっているようです。

看板だけはかなりローカル色がありますが
カフェの雰囲気やケーキのクオリティは
かなり洗練されたものを感じました。
購入したケーキはまた後程紹介します。

鶴岡駅前からタクシーに乗って5分ほど。
今日宿泊する「ショウナイホテル スイデンテラス」へとやってきました。

ここは2年ほど前にツイッターで見つけて
ずっと宿泊してみたかったホテルです。

鶴岡駅からホテルまでは約2kmほど。
特に重い荷物がなければ普通に歩けますが
冬は雪が降る場所なのでなかなか大変そう。

路線バスは、庄内空港からはあるものの
鶴岡駅からは2021年10月時点での運行は無く
送迎も行われていないので、
車がない場合にはタクシーか徒歩となります。

チェックインが15時半からなので、
その時間までレストランでランチを頂くことにしました。

自由席なのでお好きな席へどうぞ~と
従業員さんの素敵な笑顔に心が和みます。

「MOON TERRACE」という店名は
出羽三山の一つ、月山から来ているのでしょうか。
水田に面した開放感満点のテラス席です。

まずは食前酒(飲めない私は食前ぶどうジュース)。

庄内野菜のベジタブルカリー(990円)

スパイシーな辛口のカレーで、
野菜スープとサラダが付いてました。

食後のアイスコーヒー(330円)も注文。

こんな場所で飲んだらとびっきり美味しく感じます。

こちらは山形県の銘柄米「つや姫」を
100%使用したプリンセスエールというビール(1,430円)。

上澄みのすっきりした部分と、
酵母が沈殿した濁り部分を飲むことで、
2種類の味が楽しめたそうです。

何しろ都内では外でアルコール自体が
ほとんど飲めなかった時期が続いていたので、
こういう場で飲めることが本当に幸せなことだと実感しますね。

訪れた日はちょうど稲刈りの日でした。

トラクターが田んぼの中を行き交う中、
それを一つのイベントのように楽しみながら食事ができます。

ここは決して大自然の中にあるわけでなく、
立地自体は駅から2kmほどの、地方にはよくある風景。

でも、それが観光資源になりうるんだと気づき
このホテルを田んぼのど真ん中に建設したということ。
その目の付けどころに本当に感心してしまいます。

食事を終えたのが14時半過ぎ。

まだチェックインには少し早かったのですが
荷物だけでもと思い、フロントへ。

非常に感じの良いスタッフの方が
本当に丁寧に館内の事を説明してくださいました。

チェックインは15時半~だったのですが、
「念のため清掃係に確認しますね」と言って
部屋の清掃状況を確認したところ、
お掃除が早めに完了したとのことで
ちょっと早いですが、部屋へ向かいました。

まるで迷路のような館内は美術館のようです。

Y215号室という部屋でした。

こちらが館内のマップです。

G棟、H棟、Y棟の3つがあり、それらが中央の共用棟を介して結ばれています。

Gは月山、Hは羽黒山、Yは湯殿山と、それぞれ出羽三山の頭文字を表してるのだそう。

というわけで、運よく少し早めに部屋へと入ることができました。

部屋は少し広めのモデレートツイン。
1泊朝食つきで一人11,788円でした。

洗面所、トイレ、バスルームはそれぞれ独立しています。

温泉大浴場があるので、バスルームは利用しませんでした。

Y215号室からの眺めはこんな感じ。

モデレートツインは眺めのない、中庭ビューの部屋が
メインとのことなので、外が見える部屋はラッキーです。
※ホテルの方、リクエスト聞いていただき、本当にありがとうございます。

真下には稲穂が揺れる水田。
ホテルのエントランス部分も見えます。

レストランから見えたのは、奥の田んぼです。

あれから徐々に稲狩りの作業が進み、
1/3ぐらいは刈り取りが終わっているようでした。

荷物を置いて、館内を少しだけ散策。

こちらは売店です。
23時まで営業してるのだそう。

お土産品もこうして展示されると作品みたい。
一つ一つに思わず見入ってしまいますね。

非売品ですが、カラフルな繭が印象的でした。

こちらはレストランとは反対側に設けられた、
誰でも気軽に寛ぐことができるフリースペースのテラス。

テラスの正面にある田んぼには
水が張られているだけなのですが、
ここでは蛙の声が聞こえたり、
タンポポが咲いたりしていて、
まるで春のような雰囲気がありました。

テラスから見える棟は、H棟の宿泊棟です。

2階は客室にもテラスがあって、椅子が置かれています。
その分、ちょっとお値段もお高め(朝食付きで2万円ぐらい)。

客室の窓はミラーガラスになっていて、
明るい時間帯は部屋の中が見えないような工夫がされているようです。
※ただし、夜はガッツリ見えました(笑)

こちらは共用棟のライブラリー。

およそ2,000冊の本が並んでいて、
部屋に持ち帰って読んでも良いのだそう。
雨の日はここで本を好きな選んで、
ゆっくりした時間を過ごすのも良さそうですね。

奥には先ほど二つ上の写真で紹介した
フリーで利用できるテラスが見えています。

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