奥入瀬渓流の拠点、焼山に到着。
バスの最後尾に座っていたので、
チェックインの順番は最後になりました。
チェックインを済ませる前でも
ご自由にお寛ぎくださいとのことなので、
エントランスを入った正面にある
ロビー「森の神話」へとやってきました。
中央の暖炉には岡本太郎氏の作品が描かれています。
ストレートの林檎ジュースを頂きました。
味が濃くて美味しい。隣はお酒でした。
奥入瀬渓流ホテル宿泊者限定の渓流シャトル。
もともとホテルの目の前から奥入瀬の散策路は始まっているのですが、一番見どころが詰まっている中流域まで運んでくれます。
停留所は三乱の流れ、石ヶ戸、阿修羅の流れ、雲井の滝の4箇所。朝7時から夕方17時まで1時間おきに走っています。
16時発のバスの乗客は5人。スタッフのおじさんがとにかく奥入瀬渓流が大好きなようで、とても嬉しそうに紹介してくれたのが印象的でした。
5分ほど車で走ると、中流域で最初の見どころとなる「三乱(さみだれ)の流れ」に到着。
他の宿泊客は雲井の滝だけ見て、折り返しのバスで帰るようで、ここで下車したのは自分だけでした。
ここから奥入瀬渓流の美しい散策路が始まります。
緩やかな流れ。
石ヶ戸付近。
雨上がりが一番散策には良いのだそうです。
奥入瀬渓流は奥入瀬川の最上流部。にもかかわらず、勾配は極めて緩やかで、歩きやすい道が続きます。
木道の上を歩きます。
倒木が川を塞ぎ、流れが常に変わることで、さらに複雑な生態系が生まれていくのだそうです。
奥入瀬渓流は、屋久島、北八ヶ岳と並び、日本三大苔の聖地。これだけ川沿いに苔が生えるのは川の流量が一定だからとのこと。
通常、渓流は流れが激しく、かつ大雨で濁流になったりもするので、こんなに苔は生えないのだそうです。ここでは十和田湖が天然のダムとしての役割を果たしています。
馬門岩のあたり。馬で往来していた時代に、ここより先は馬が通れないほどの植物が生い茂っていたため、馬はここの岩に結び、十和田湖へと向かったことに由来。
阿修羅の流れ。
ここに17時までに到着できれば雲井の滝まで歩いても大丈夫と、渓流シャトルのおじちゃんが教えてくれたのですが、時刻はすでに17時10分過ぎ。ここからは17時15分発の渓流シャトルで雲井の滝へと向かいました。
雲井の滝はバスを降りるとすぐ見えました。
雲井の滝は落差が20mほどあり、
かなりダイナミックな滝です。
これは渓流散歩の最後を飾るにふさわしい場所!
夕方の散策は誰ともすれ違わず、
まさに奥入瀬渓流ひとり占め。
とっても贅沢な散策となりました。
17時30分に雲井の滝を出発する
最終の渓流シャトルでホテルへと戻りました。
さすがにバスには誰も乗っておらず、
始発から終点まで貸切。
スタッフのおじちゃんとしばしの青森談義が楽しかったです。
夕食前に温泉へと向かいました。
泉質自体にはそれほど特徴は無かったですが、
奥入瀬川に面した眺めのいい露天風呂がありました。
夕食は「青森りんごキッチン」にて。
窓側の森に面した素敵な席。
けっこう一人旅の人いました。
食事はバイキング形式なので
さっそく料理を取りに行くことに。
奥の女性も一人旅。
青森名物のホタテを使った丼ぶりや
八戸名物のせんべい汁など。
リンゴジュースも3品種ありました。
最後にデザート。
焼きたてのアップルパイは
表面をスプーンで割って、
中にソフトクリームを入れて混ぜながら食べます。
これがもう癖になる旨さ…。
腹がパンパンになるまで食べたので、
食後はロビーで少し小休止。
奥入瀬渓流ホテルでは、
色んなアクティビティを楽しむことができます。
両親と来たら、左上の渓流オープンバスツアーに
参加する予定になっていました。
こちらは西館のロビー。
三沢にある青森屋と同様に、
ここも以前は古牧温泉グループの一つでした。
その当時、私もここを日帰り入浴で
一度だけ訪れたことがあるのですが
その時はこっちがメインのロビーだったような気もします。
2日目の朝です。
相変わらず雨が降り続けていました。
朝食も昨日とほぼ同じ席で頂きました。
無類の野菜好きなので、
朝から一番大きい皿にてんこ盛りサラダ。
生のカブやズッキーニがめっちゃウマイ。
朝食後は、ちょっとだけ外を散策。
1階の扉から遊歩道へ出ることができます。
こんな感じの道を歩くことができます。
すぐ右手には奥入瀬川も流れています。
奥入瀬渓流ホテルのチェックアウトは12時。
外は雨もまだ降っていたので、
11時発の渓流シャトルの時間まで
部屋でゆっくりと過ごしました。
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