最後部の座席に座りました。
誰もいなければ案外広くて快適な車内です。
…というか、相席になるケースあるのかな。
Twitterやブログを検索しても
ほとんど乗った人のレポートがないので、
このバスがどれぐらい認知されてるのか気になりました。
発荷峠という峠を越え、十和田湖をあとに。
次第に里の風景になってきました。
十和田湖から35分ほどで
「道の駅 おおゆ」に到着しました。
ここまでの運賃はちょうど1,000円。
十和田湖からは26kmも離れているので、
この区間をタクシーで乗り切るのは大変。
無事に乗車できてよかったです。
道の駅である「湯の駅 おおゆ」
かなりモダンな建物でした。
秋田犬ワサオがお出迎え。
秋田に来たなーって感じします(笑)
中はこんな感じ。
夕方なので野菜はほとんど売れ切れてたけど
小洒落た雰囲気で眺めるだけでも楽しいです。
今日の宿へ向かいます。
大湯川を渡ります。
10分ほどで今日の宿「和風宿 岡部荘」に到着。
両親と行く予定だったのは
大湯温泉ではなく、もう少し離れた
「四季彩り 秋田づくし 湯瀬ホテル」でしたが
そちらは一人旅がかなり高価だったので
こちらのお宿に変更しました。
簡易的なチェックインを済ませて部屋へ。
1階の107号室でした。
クチコミでフロント係の接客に
難ありという情報があったのですが、
あらかじめそういう人なんだと知っていれば
全く気にならないレベルでした。
布団の部分は畳なんですが、
テーブルは椅子と畳が半々という
少し変わった造りでした。
一人旅なので、十分な広さです。
部屋の蛇口から出るお湯も
全て温泉を使っているんだそうです。
この宿は元々は別荘として
使われていた建物なんだそうで
外には立派な日本庭園がありました。
自分が宿泊した部屋からも
日本庭園(の端っこ)が見えました。
もう少しグレードの高い部屋だと
きれいな庭園が見えそうです。
岡部荘の売りは何といっても温泉。
混じりっけなしの温泉は
今となってはかなり貴重な存在です。
お風呂は3種類あり、
①別荘時代からあるという「大正風呂」
②庭園に面した「庭園付き露天風呂」
③大湯川に面した「渓流露天風呂&内湯」
チェックイン~21時までは
①と②が男性、③が女性となり、
その後は男女が入れ替わります。
夜通し入浴可能。
泉質は日本各地にある塩化物泉ですが、
湯の花が舞い、成分の濃さを感じました。
しかも、しゃぶしゃぶは肉が7枚もあり、
八幡平ポークとかづの牛しゃぶしゃぶの
食べ比べという、大判振る舞い。
普通は旅館飯といえばお鍋の肉は3枚位ですもんね…
秋田を代表する郷土料理、きりたんぽ。
途中から追加で料理が出てきます。
クレソンとウドの天ぷら。(海老付き)
岩魚の塩焼き。
最後に〆のうどんとデザート。
自分はかなり食べる方ですが
さすがにこの量は滅多にないかも。
同席していた人たちも
ご飯とうどんはいらないです、と話していました。
一つ一つの料理も本当に美味しくて
焼き立て、揚げたては別提供なのも
嬉しい限りでした。
スタッフの方も本当に優しい方ばかり。
この宿の良さにようやく気付けた気がします。
夜はテレビを見ようと思ったのですが
チャンネルがあまりに少なくて
見たい番組もなかったので早めに寝ました。
寝る前に、男女が入れ替わったあとの
渓流露天風呂へ行ったのですが
河鹿蛙の鳴き声が聴こえる露天風呂は
本当に最高でした。
朝食も予想通りたっぷりです。
昨夜の夕食を食べきったことを見てなのか
昨日以上におひつにごはんがギッシリ入ってました(笑)
日本庭園を眺めるラウンジのような場所。
10時にチェックアウトしました。
宿泊代金は13,500円でした。
道の駅の入口にあった看板。
「お静かに」という注意喚起かと思ったら
逆に「音を出してね!」という注意でした。
夜はどんな野生動物が出るんでしょうか…。
大湯温泉からここまでの運賃は1,900円でした。
ここからも絶景が広がるはずなんですが
今日はひたすら白い世界です。
最近有名になった「ドラゴンアイ」を見るため。
駐車場から10分ほどで行けるようなので
雨も風もすごいけど、とりあえず行ってみます。
地面が見えていたのは最初の3分だけ。
その後は雪道へと変わりました。
吹き付ける寒風に耐えながら
足元にも十分気を付けて進みます。
ネット上には鏡沼単独の画像しかないので
もう少しお手軽に行けるのかと思ったら
結構すごい場所にあったんですね…
鏡沼に到着です。
沼の周りに遊歩道がありました。
もう少し奥へ行った方が眺めがよさそう。
一番高いところから
沼を眺められるポイントまでやってきました。
瞳の部分はまだ雪解けが少なく
いわゆる「開眼」には至ってないですが
確かに眼の周りの水は青みがあります。
この地を数年前に訪れた外国人観光客が
「まるで龍の目のようだ」と
SNSに画像をアップしたことで
爆発的にその名が広まったドラゴンアイ。
自分もそれにつられてやってきたわけですが
この鏡沼が有名になるずっと昔から
この姿自体は変わっていないのに、
少し前まで一部の登山者だけにしか
ここの存在は認知されていなかったわけです。
今となっては八幡平エリア全体をあげて
このドラゴンアイを売りにしているわけで
外国人観光客の方が教えてくれた「気付き」は
本当に素晴らしいなって思います
帰りは下り坂だったので、さらに怖かったです。
奥入瀬渓流とは違いますので、
ここでのスニーカーは非推奨です(笑)
※200円で長靴のレンタルも行っていました。
レストハウスにあった晴天時の写真。
こんな風景が見れたら感動するだろうなー!
八幡平山頂では、バスの乗り継ぎに
2時間ほど余裕があったので、
鏡沼の単純往復だけではかなり時間が余りました。
東北最高所にある藤七温泉まで2kmだったので
歩けるかなと思っていたのですが
あまりに風と雨が強くて、日帰り入浴も断念。
結局、レストハウスでカレーうどんを食べて
帰りのバスを待っていました。
サイフォンで淹れる八幡平コーヒーが気になりました。
豆には特に拘っていないそうですが
サイフォンで淹れた珈琲は美味しかったです。
松尾八幡平ICから東北自動車道に入り
盛岡駅にはほぼ定刻通りの
15時50分すぎに到着しました。
ソフトクリームは駅ビル「フェザン」の
「みのるダイニング」にて。
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