あっという間に旅行最終日の朝です。
この日はとても冷え込みの厳しい朝でした。
露天風呂に入ってたら髪の毛がハードムースで固めたみたいになりました。
こんな日でも、部屋から見える公園ではストーブ馬車が元気に歩いていました。
ストーブでスルメを焼きながら、馬車に乗って公園を一周できるんだそうです。
朝食は昨日の夕食会場と同じ場所にて。席まで同じでした。
自分で作る海鮮丼や帆立稚貝の味噌汁など、
やはり海の幸が中心のメニューが並びます。
お昼は青森のっけ丼を食べる予定なので、朝食では海鮮丼は我慢しました。
お昼以降、あまり野菜が食べられらなそうなので、
これでもかっていうぐらい野菜をたくさん食べました。
本当は青い森鉄道で青森へ向かう予定でしたが
今日も青い森鉄道は終日運転見合わせなので
ホテルの無料送迎バスで八戸駅へ向かいました。
八戸駅でWきっぷを買い、新幹線で新青森へと向かいます。
八戸周辺はとても穏やかな天気だったので、
運転見合わせなのが信じられない位でしたが、
八戸駅のNEWDAYSでホットコーヒーを飲もうとしたら、店員さんから衝撃の一言。
「ドリップコーヒーの機械が凍ってしまって…使えないんですよー」
やっぱりこの三連休の寒気は相当スゴイみたいです。。。
八戸から新幹線に乗って新青森までやってきましたが、
青森駅へ向かうための奥羽本線は、昨日に引き続き運休中。
というわけで、新青森駅近くの「石江」バス停から青森駅方面へ向かうバスに乗りました。
「古川」というバス停で下車。
のっけ丼を食べるために青森魚菜センターまで歩いて向かいます。
青森市内の積雪はなんと120cm。
八戸とは比べ物にならない雪の量です。
青森市の人口は約30万人。
このクラスの都市でこれほどの雪が降るのは世界的に見ても青森がNo.1だそうです。
徒歩7−8分ほどで、のっけ丼が食べられる青森魚菜センターへと到着しました。
750円で5枚、1,500円で10枚綴りのチケットを受付で購入し
お店を回りながら好きなネタを乗せていき、自分だけの海鮮丼が完成です。
我が家の苦手な、市場特有の呼び込みもないので、
本当に好きな物だけ選べるのも、ここの好きなところです。
1,500円もあれば、相当豪華な海鮮丼が作れます。
さすが青森。大間のマグロまでありました。
青森に来たら、これがやりたかったんだよなぁ。
お店の数は以前訪れたときの2/3ほどまで減っていましたが
これからもずっとここに残っていて欲しいなと思います。
今でもひらがな表記の「あおもり駅」
青函連絡船の八甲田丸を見学しにやってきました。
駅前の観光案内所で割引券をゲットして、一人450円で入場できました。安い!
こちらはグリーン車の座席。
船内は現役時代の面影が至るところに残されていました。
洞爺丸台風で1,155人もの死者・行方不明者を出し、
1988年3月13日、青函トンネルの開通とともにこの連絡船は廃止となりました。
廃止当日の映像が残っており、見ると目頭が熱くなりました。
自分が7歳の頃まで、この船が青森駅から函館駅までを結んでいたかと思うと、
本当に感慨深いし、乗ってみたかったなぁと感じます。
操縦室にも入ることができます。
こちらは船内地下の様子。
青森駅からそのまま貨物用の車両が乗り入れできるようになってたんですね。
キハ82系の姿も。
こちらはエンジンルームです。
今でも油の匂いが充満していて、今にも動き出しそうな感じ。
時間の関係で1時間ほどしかいられませんでしたが、
想像以上に見ごたえ十分で、とても充実した見学ができました。
八甲田丸を見学したあとは、隣のA Factoryへと向かいます。
通路がこんな感じ。
A Factoryは、施設内で作られたシードルの試飲ができたり、
センスのいい青森のお土産が買えたり、歩いているだけでも楽しい場所です。
アップルパイとコーヒーをいただきました。
母ちゃんだけジェラートを食べて、寒い寒い言ってました(笑)
このあとは早めに新青森駅へ戻り、予定していた新幹線で無事に帰りました。
今回の旅は大雪の影響でなかなか予定通りには進みませんでしたが、
これはこれでとても思い出深い旅になりました。
こんな旅ができるのは、家族みんなが健康であり、
金銭的にも時間的にも余裕がある時しか実現できません。
だからこそ、みんなが元気なうちにこういう時間をできるだけ多く作っていきたいなと思いました。
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