府中に新しくオープンしたミッテンの地下食品スーパーで、先日「南郷トマト」を見かけました。
南郷トマトとは、福島県会津地方の南部、現在は合併により南会津町となっていますが、合併前は南郷村という呼ばれていた地域で栽培しているトマトです。
福島県の山間部に特有の、昼は非常に暑く夜は一気に冷えるという寒暖差を利用して、とっても品質の高いトマトを栽培しています。
人口3,000人ほどの南郷村で栽培されているトマトの流通量は、それほど多いものではないので、それが東京のスーパーでも買えるようになったことはただただ感動。
トマト自体、個人的にも大好きなので、見つけた時は嬉しくて思わず箱買いしちゃいました(笑)
この件で思うのは、地方にはまだまだ知られていない魅力的な食べ物がたくさんあるということです。
前回の旅行記で中標津のホテルで食べた「椎茸カツ丼」に感動した件を書きましたが、とっても魅力的な食材にも関わらず、地元の人には当たり前すぎてその価値が実感できてなかったりするんですよね。
南郷トマトだって最初のうちは地元だけで消費されていて「南郷の○○さんちのトマトって美味しいよね〜」で止まっていたはず。
それが誰かの目に留まって、全国に発信(プロモーション)したことでこうして人気が広がり、他の地域でも食べられるようになったというわけですよね。
南郷トマトの場合は福島県内のモスバーガーでも店頭販売されてるし、味はもちろんのことながら、売り手側のプロモーションが本当に上手なんだろうなぁって思います。他にこういうので思いつくのって瀬戸内レモンとか淡路島玉ねぎとか尾花沢すいかとか?どれも品種としては特別なものじゃないのに、産地名だけで特別な感じがしますよね。
地方にはこうしたビックリするぐらいクオリティの高い食べ物だったり見どころだったりが、まだ未発掘の状態で沢山あるのが面白いところ。
自分自身も旅を通して、ありふれた名所や名産だけでなく、その土地の新しい魅力みたいなものを発見できたらいいなと思いました。
というわけで今夜は南郷トマトを使った
トマトの野菜サラダとカレーライスです。
カレーも美味しかったけど、今日はトマトが絶品でした。
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