大沼公園で1時間半ほど滞在したあとは再び普通列車で函館に戻ります。
行きは運良く大沼公園駅を通る普通列車に乗ることができましたが、
函館本線は山沿いの大沼公園回りと海沿いの鹿部回りの二種類があり、
特急は全て大沼公園回りで、一方普通列車と貨物列車は鹿部回りが多くなっています。
帰りはしばらく大沼公園に普通列車が来なそうだったので、大沼駅まで歩きました。
大沼駅からだと二種類の線路が合流しているので、普通列車の本数が多くなります。
幸い、大沼公園から大沼駅は北海道にしてはかなり駅間が短く歩いて20分ほどです。
観光客で賑わう大沼公園駅と違い、
こちらは地元の人の利用しかないため、とても静かな雰囲気です。
だるまストーブがまたいい味を出してますね。
大沼公園は有人駅なので、五稜郭までの切符を発券してもらいました。
駅員さんがいる地方の駅って、なんかのんびりしててホッとしますよね。
こういう場所に来ると、あぁ鉄道旅っていいなぁって思います。
鹿部回りの函館ゆき普通列車がゆっくりとホームに入線してきました。
1両でしたが、さすがに乗客の数は少なく、10人も乗ってませんでした。
大沼から5人の乗車があり、ようやくボックス席に一人ずつ座ったという感じです。
大沼駅を出発すると、すぐに小沼が見えてきます。ここからの駒ヶ岳も絶景です。
仁山駅。
大沼駅と来年から新函館北斗駅になる渡島大野駅に挟まれた小さな駅です。
大きなコンクリートの壁が見えてくると、渡島大野駅に到着。
記念乗車組が5人ほど乗り込んできました。
来年3月には渡島大野駅ではなく、新函館北斗駅として北海道新幹線を迎え入れます。
かなり前からこの駅が候補地であることは看板が立っていたので知ってましたが、
まさか本当にここに新幹線の駅が来るとは思っても見ませんでした。
渡島大野を出ると、再び新幹線の線路と分かれていきます。
新幹線と在来線の間に車両基地のような大規模な施設の工事が進んでいました。
現在、この区間の普通列車はディーゼルの1両か2両の列車が走るのみですが
新幹線の開業に合わせて電化される予定となっています。
40分ほどで終点の函館に到着しました。
列車は七飯や桔梗で多くの乗車があり、最終的には立ち客が出るほどになりました。
もう夕方なので、今夜の宿へと向かうことにしました。
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