今日は埼玉に住む友人の運転で、吉見町へ行ってきました。
吉見町ってどこよ?っていう方のために…
JR高崎線と東武東上線のちょうど間にある町が吉見町です。
町内に鉄道路線は無く、東松山駅と鴻巣駅から路線バスが延びています。

今回は自分が「吉見百穴に行ってみたい!」と言い出したことから企画されました。

さいたま市内から車で30分ほど。吉見百穴の駐車場に到着しました。
すでに入場せずとも吉見百穴の全貌が見えちゃってます(笑)。
ここの駐車場、料金が無料なのはもちろんのこと、その案内看板にほっこりしました。
「ここは吉見百穴の駐車場なので、吉見百穴にもぜひご入場ください」って。
普通は「吉見百穴の利用者以外はお断り」ですよね。なんてお人好しな施設なんでしょう。

でも、今日はもちろん入場料300円を払って、中へと入りました。

この穴は古墳時代の人々のお墓なんだそうです。
一部の穴はかなり大きくて、中へ入ると立つこともできるほどの大きさでした。

吉見百穴は軍需工場としても利用されていたんだそう。
お墓と軍需工場、ちょっと不気味ですね。
今は崩落の危険があるとのことで、こちらの穴には入ることはできなくなっていました。

吉見百穴には、「ヒカリゴケ」という天然記念物が自生してます。

地面の緑色の部分が「ヒカリゴケ」なんだそう。
太陽の光を遮ると見えないらしく、それじゃ実際は光ってないんじゃない?と思っちゃいました(笑)。

頂上まで登るとかなり見晴らしが良かったです。
正面に見えているのは東松山市の市街地。
天気が良ければ秩父の武甲山や、浅間山や富士山なども見えるんだそうです。

下の土産物屋では、埼玉銘菓の一つである「五家宝」が販売されていました。

ケンミンSHOWで、埼玉県熊谷市の名物であることは知っていたのですが、実食するのは生まれてはじめて。
ポン菓子に水飴を絡め、きな粉をまぶして作るんだそうで、
想像と全く違う食感でビックリしました。
擬音化すると「クシュッ」って感じかな(笑)
口の中の水分を全て奪い取っていき、お茶が欲しくなる味ですが、
個人的にはかなり気に入ったので、お土産にも6本買って帰りました。

こちらは吉見百穴に隣接する岩室観音堂。

門はかなり立派な佇まいで、思わず見上げてしまいます。

門の向こう側には「胎内くぐり」がありました。

ハート形の胎内くぐり。いいことがありますように☆
吉見百穴から車で5分ほどの場所にある道の駅「いちごの里 よしみ」にも立ち寄りました。
吉見産のいちごと北海道ミルクのソフトクリームを食べました。
吉見町は埼玉県内有数のいちごの産地なんだそうで、
道路沿いにはたくさんのいちご用ビニールハウスが立ち並んでいました。
今はまだ始まっていませんが、この道の駅でもいちご狩りができるようです。
道の駅の売店には、美味しそうないちごが早くも店頭に並んでました。
ランチタイムは道の駅から2kmほどの場所にある「四方吉(よもきち)うどん 吉見本店」にて。
道の駅でググってたまたま近くにあったお店だったのですが、
埼玉きってのうどんの名店で、行列ができる人気店のようです。
6組ほど待っている人がいましたが、回転が非常に早く10分ほどで席へ。
期間限定で肉汁うどんの小サイズが500円(通常は810円)、ということでそちらを注文しました。
ちなみにこのお店、最も少ない「小」でも400gと結構な量があり、
「並」「中」「大」と大きくなるにしたがって、600→800→1,000gとなります。
コシの強い地粉うどんに、温かい肉のつけだれが絡み合って、もう堪らない旨さです。
これは、ぜひまた再訪したいうどん店でした。
埼玉県って実はうどんの生産量が香川県に次いで日本第2位なんだそう。
なのに「讃岐うどん」や「稲庭うどん」のような確固としたブランドがないというのは、
なんとも勿体ない感じがしますね。※武蔵野うどんはあるけど、東京も含まれるイメージ。。。
吉見町だけで、この日は五家宝・いちごソフト・肉汁うどんと、
埼玉名物を一気に3種類も頂いちゃいました。吉見、サイコーです。
その後、吉見町を離れて向かったのが「百観音温泉」です。
吉見町からは圏央道と東北道を使い、40分ほど。久喜ICを降りて10分ほどでした。
公共交通機関でのアクセスも良好で、JR宇都宮線の東鷲宮駅から徒歩3分ほどの場所にあります。

引用元:百観音温泉
外観からは想像もつかないほど露天風呂が広大でした。
こちらのお風呂は「晴天風呂」と名付けられた新しい露天風呂。

寝ころび湯は思わず寝てしまう気持ちよさ 引用元:百観音温泉
一般的な浴槽の他に、ジャグジータイプの「寝湯」や、
横になると背中を温泉が流れる「寝ころび湯」があり、
「寝ころび湯」では皆さんイビキをかくほど気持ちよさそうに寝てました(笑)

引用元:百観音温泉
上記の「晴天風呂」とは別に「露天風呂」がこれまた3種類あり、
手前右側にある立ち湯は湯温なんと46℃!
源泉のパワーを最大限に感じられる湯船となっています。
一方で奥に見えている炭酸風呂は37℃。じっくりと時間をかけて身体を温められます。
ちなみに炭酸風呂も温泉です。
個人的に、炭酸風呂でも温泉を使っている施設というのは初めて見ました。
ここの温泉の特徴は何といっても極めて良質な泉質。
「自噴」であることを圧倒的な売りにしています。
いわゆる駅前のスーパー銭湯的な施設でありながら、
加水も加温もしていないというのは本当にすごいことですよね。
埼玉県内って、実は泉質が優れた温泉が結構多くて、
スーパー銭湯でありながら、源泉かけ流しの湯船がある施設が
市街地にも多く存在しているようです。
また別の施設にもぜひ足を延ばしてみたいと思います。
今回は道の駅に行ったので、新鮮な野菜がたくさん売っていて、
思わずいくつか買い込んでしまいました。
鉄道の駅にはしょっちゅう行くのですが、道の駅にはなかなか行く機会がないので
それだけでも非日常感が合ってとっても楽しかったです。
今回は吉見百穴と百観音温泉を巡るというなかなか渋いコースでしたが
思った以上に見ごたえがあって良かったです。
埼玉県、特に秩父長瀞エリア以外は全く観光地化されていないので、発掘しがいがありそうですね。
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