JR北海道のホームページで、留萌本線の留萌~増毛間の廃止が発表されました。
今回廃止になる区間は、この留萌駅から先の末端区間にあたる15kmほどの区間。
深川から留萌までの約50kmは残ります。
留萌駅の次の瀬越駅に入線するキハ54。
これは2010年に留萌駅から歩いて瀬越駅を訪れたときの写真です。
礼受駅。
留萌から先は海が見える区間が続き、駅舎はほとんどが昔の貨車を使用したものです。
信砂駅。
JR北海道で駅のナンバリングが始まっても
留萌本線の駅にその番号が振られることはありませんでした。
舎熊駅。
強い潮風で朽ち果てた駅舎が続きます。
留萌駅から30分ほどで終点の増毛駅に着きます。
留萌本線の終着駅、増毛。
駅はこれまでの通過駅より立派ですが、ここもやはり無人駅です。
今回の廃止区間の輸送密度はわずか39人。
同じ北海道でも、札幌~小樽、岩見沢、苫小牧間は40,000人を超えています。
実家のある本宮駅を含む東北本線の新白河~福島間ですら9,000人以上なので、
39人という数字がいかに少ないかが分かります。
この区間は雪崩も多く、路線の維持に運賃収入の25倍ものコストが掛かるとのこと。
残念ですが廃止は致し方ないという感じがします。
秘境駅の小幌や白滝シリーズなど、どんどん北海道の鉄道名所が消えていきますね。
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