ゆうゆうトレインでゆ~っくりと南下すること2時間半。
終点の出水(いずみ)駅に到着しました。
八代(新八代)から出水まで新幹線だとわずか20分なので、相当ゆっくりですね。
長~いホームにぽつんと停車する1両の列車。
以前を知らないのですが、JR時代と今とではだいぶ雰囲気が違ったんでしょうね。
左側は九州新幹線の出水駅です。
肥薩おれんじ鉄道は電車も走れるよう架線が設置されていますが、
これは貨物列車向けに設置されているだけで
旅客向けの列車は全て気動車となっています。
しかもそのほとんどが1両での運用。
利用者がいかに少ないかを物語っています。
肥薩おれんじ鉄道の出水駅の駅舎です。
鹿児島県で最初に降り立った駅ですが、すでに南国ムードが漂っています。
ゆうゆうトレインに全区間乗ったので、本来接続予定だった列車は行ってしまい、
次の接続列車は50分近くありませんでした。
新幹線の駅の方には食堂や土産物店があったので、昼食を食べることにしました。
唐揚げ定食(800円)は地元の鶏肉を使用していて、なかなか美味しかったです。
昼食を食べた後は、駅に戻り川内(せんだい)に向かう列車に乗車しました。
川内行きはゆうゆうトレインに乗車していた人と、次の列車で出水駅に到着した人の
2つの列車から接続を受けての発車ですが
乗客は10名ほどで、1両で十分でした。
高尾野駅で、ボックスに相席していたおばあちゃんが降りていきました。
乗るときに「こんにちは」、降りるときにも「さようなら」と言ってくれました。
じゃがいもの花がもう咲いています。
阿久根駅では看板猫のみぃ~ちゃんがお出迎え。
中間の駅ではこの阿久根駅が一番乗り降りがあったような気がしました。
阿久根駅から先は再び海岸線に寄り添うように走ります。
車窓にもヤシの木がたくさんあって、なんかいかにも南国っぽかったです。
あいにくずっと雨模様の車窓でしたが、
空いていたお陰でローカル線の旅を堪能できて良かったです。
ただ、空いているということは経営的にはとても厳しいということ。
この辺りは旅行者としては複雑な心境です。
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