九州横断特急は阿蘇のカルデラの中を走ります。
荒々しい山肌はいかにも活火山の様相です。
山肌に目を凝らすと、山頂の近くをきらきらと走る車の列が見えました。
鉄道ではこの近さまでしか行けませんが、
車だと「やまなみハイウェイ」があるので本当に迫力がありそうですね。
阿蘇山は周辺の山を総称したもので、「阿蘇山」という山はありません。
線路がカーブしながら進んでいくので、さっきとは別の山々も見えてきます。
宮地駅に到着しました。
先ほどすれ違った「あそぼーい!」の始発駅です。
ここから先は大分県との県境区間に入り、
普通列車は1日5本しか運転されていません。
JR九州で最も高所(標高754m)にある波野駅を通過しました。
宮地駅の次は豊後荻駅に停車しました。
「豊後(ぶんご)」という地名からもここから先が大分県であることが分かりますね。
大分県に入ると阿蘇山の姿は見えなくなり
のんびりとした田園風景となってきます。
三重町駅でそれなりに多くの人が下車し、
自由席の混雑はようやく落ち着きました。
ビルがたくさん立ち並んでくると県都、大分に到着です。
九州はどの県も県庁所在地の街はデカいですね。
昔来たときは地上駅でしたが、いつの間にか高架になってきれいになってました。
九州横断特急の終点は大分ではなく別府。
大分から別府までは九州横断特急で唯一の海沿いを走る区間です。
夕日に照らされて輝く海がとてもきれいでした。
大分から10分程で終点の別府に着きました。
温泉マークの付いた駅名板がいかにも別府らしいですね。
人吉を13時半に出たのに、既に時間は18時半前。
人吉から実に4時間45分も乗っていたので、かなりお尻が痛くなりました。
これから今回のGW一人旅で最後の滞在地である鉄輪温泉へと向かいます。
コメント