JR北海道も「えきねっと」に統合へ

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先日、JR北海道からインターネット予約サービス「JR北海道予約サービス」を終了し
今後はJR東日本の予約サービス「えきねっと」を使ってねというメールが届きました。

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JR北海道の公式ページでも、「えきねっと」のバナーが自社サイトより上に来ています。

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JR東日本の「えきねっと」でも大きく取り上げられていますね。

「えきねっと」ではもともと北海道含め全国の列車の予約をすることができますが、
今回の「えきねっと」統合により、北海道の特急、快速列車の予約をした場合にも
これまでJR東日本の列車予約をした時と同じ特典が利用できるようになります。

まずは列車の変更が最初の予約から6ヶ月以内であれば、変更が何度もできること。
JR北海道、JR東日本内の列車に限りますが、駅で切符を受け取らない限りは変更無制限です。

次にシートマップからの予約ができるようになったこと。個人的にはこれが大きい。

そして最後は「えきねっとトクだ値」が
スーパーとかち、スーパーおおぞらにも適用になることです。

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以前はJR北海道の稼ぎ頭だった、帯広・釧路方面の石勝線の特急ですが、
車両火災の事故と、並行する高速道路の整備によって利用客は減っています。

札幌や新千歳空港から、帯広まで特急列車を利用した場合、
3列シートを完備した高速バスと比較しても時間はほぼ同じ、値段は2倍ですから
鉄道を利用する理由がなくなってしまっているというのが実情でした。

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2月から始まる「えきねっとトクだ値」では
スーパーとかちが最大45%引き、スーパーおおぞらが最大40%引きとなります。

特に札幌を朝に出る下り、帯広・釧路を夜に出る上りが最大の割引率になっていて、
札幌や新千歳空港からの利用客を意識した運賃設定になっています。

新千歳空港~帯広までの高速バス「ミルキーライナー」が片道3,400円、
一方の特急「スーパーとかち」は新千歳空港~南千歳の310円を足して3,560円なので
これによって鉄道と高速バスがほぼ互角の運賃となりました。

同様に札幌~釧路間も高速バスが5,600円~5,770円に対して、鉄道は5,610円です。
釧路の場合、高速バスより鉄道が1時間以上早いので、鉄道がかなり優位です。
札幌から釧路にも片道5,610円で行けるようになるのですから、本当に安いですね。

今後はまた鉄道を使って道東方面へと向かう機会が増えそうです。

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