留萌本線の増毛~留萌間が廃止になり、
現時点で次に廃止になる可能性が高いのは、石勝線の新夕張~夕張間です。
この区間の廃止の経緯が他の路線と違うところは、
夕張市側からJR北海道に対して廃止の提案をしたというところです。
JR北海道もこれを受け入れ、今後は路線バスなど公共交通の充実に協力することになっています。
右の小さい建物が夕張駅です。
左側にあるのはホテルマウントレースイ。
これは今から10年前の2007年に訪れたときの夕張駅の時刻表。
当時は1日9本ありましたが、今は半減して1日5本しかありません。
夕張駅から南下すること一駅目の鹿ノ谷駅。
こちらは清水沢駅の駅前通り商店街です。
夕張市内では最も人口が多く集まる場所で
夕張市としては、この清水沢地区に居住地区を集約させる計画があります。
清水沢駅は沿線随一の大きな駅で、当時は駅員さんもいる有人駅でした。
やはり誰かがいる駅って暖かいし落ち着きますよね。
清水沢の駅から歩いていける日帰り温泉施設「ユーパロの湯」。
しばらく休業していましたが、最近になって営業再開したそうです。
みんなが集まれる温泉が町の真ん中にあるというのは、嬉しいですよね。
レストラン「おーやま」を併設した沼ノ沢駅。
ローカル線の駅の中とは思えないほど、店内は本格的なレストランの雰囲気です。
山芋のハンバーグや、北海道産ホタテフライなど洋食メニューが充実しています。
夕張市は札幌から真東の方向にある一方、鉄道は南北に走っていて、札幌に向かうには大回りとなり、とても不便です。
市内交通にしか利用されず、1日5本しか走らない鉄道の維持に税金を投入するよりは
札幌ゆきや市内の路線バスの本数を増やす方が確かにずっと建設的だと言えます。
夕張市の前向きな廃線、応援したいです。
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