矢岳駅を出たしんぺい号はここから人吉まで一気に坂を下ります。
次の大畑駅までの区間は、ループ線とスイッチバックを使って進んでいきます。
しんぺい号の車窓からはこれから進んでいく線路の様子を眼下に見ることができます。
左上に小さく見えているのが大畑駅ですが、
あそこまでまっすぐ下るわけではなく、
一旦、手前に見えている線路に入り、そこからスイッチバックで駅に入ります。
大畑(おこば)駅に到着しました。
難読の駅名の一つになってそうですね。
大畑駅の駅舎には名刺や定期券などがびっしりと貼り付けられていました。
北海道で言うところの北浜駅や幸福駅みたいな感じです。
しんぺい号で通ってきた真幸駅や矢岳駅には全く貼られていないのに、
どうして大畑駅だけこういう駅になったんでしょうね。
発車のベルが鳴り響き、みんな一斉に車内に戻ります。団体旅行みたい(笑)。
大畑駅を出ると、終点の人吉はもうすぐ。
球磨川に架かる橋を渡ると、人吉の街並みが見えてきました。
これはくま川鉄道の車両かな?
終点の人吉に到着しました。
とても楽しい日本三大車窓の旅でした。
これで三大車窓すべてに乗車しましたが、
肥薩線は矢岳越えだけではなく、スイッチバックやループ線があったり、
途中に味のある駅があったり、観光列車も走っていたりと、
三大車窓の中でも一番鉄道らしい車窓だなぁと思いました。
人吉からは九州横断特急に乗り換えです。
九州横断特急はこの人吉を始発駅として、大分県の別府まで走っています。
別府までは4時間40分という、ものすごい長時間の乗車となりますが、
初めて乗る車両でもあり、初めて乗る路線でもあるのでとても楽しみです。
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