【鳥取・島根】サンライズ出雲で行く春の山陰ひとり旅【一畑電車編(前)】

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この旅で2回目の朝を迎えました。



寝台列車では興奮と揺れで寝不足だったので
宿のベッドでは本当にぐっすり眠れました。

朝風呂で目を覚ました後、朝食会場へ。
8時ごろに行ったのですが
とっても混雑していたので
8時半ごろに再び出直しました。

ご当地メニューとして、
宍道湖しじみの味噌汁や大山白バラ牛乳
出雲の仁多米などがありました。

その他にも美味しそうなものがいっぱい…。
胃のキャパシティがもっとあったらな。

今回の「お宿 月夜のうさぎ」は
JTBの島根県クーポンも使って、
1人1泊2食つきで12,600円でした。
GWにこの内容でこの価格。
もはやGoToトラベル並みの大満足な宿泊でした。

じゃらんnetで「天然温泉 大社の湯 お宿 月夜のうさぎ」の情報を見る

今回は10時までにチェックアウトが必要な
アーリーチェックアウトプランだったので
10時ちょうどに宿をチェックアウト。

その時間帯に限って、出雲周辺は猛烈な雨…
タクシーを呼ぼうか迷いましたが、
さすがに駅まで徒歩10分ほどだったので、
びしょびしょになりつつも、
出雲大社前駅までダッシュしました。

雨が凄すぎて駅の外観は見れませんでしたが
中に入るとステンドグラスの窓が美しく
とっても天井の高いモダンな駅舎でした。

今日は一畑電車というローカル線に乗ります。
窓口で1日乗車券(1,600円)を購入しました。

雨を拭っていたらいつの間にか
改札が始まっていたのでホームへ。

7000系という一番新しい車両のようです。

端のホームにはデハニ52保存車という
古い車両が展示されていました。

それにしても雨が凄すぎる…。

ボックス席に座ることができました。



座席はボックスシートとロングシートがあり
車両の中央を境にその配置が左右逆転します。

田沢湖線・いわて銀河鉄道・青い森鉄道などと同じですね。

10人ほどの乗客を乗せて、
列車は大雨の出雲大社駅を出発。
…と思ったら10分ほどで終点の川跡に到着。



ここで線路は二手に分かれ、出雲市駅方面と
松江しんじ湖温泉方面へそれぞれ乗り換えです。

松江しんじ湖温泉ゆきに乗り換え。
雨が止んで急速に晴れてきました。

美しい田舎の風景の中を走ります。

平田船川を渡ります。

園駅。

湖から離れるように内陸に入ると
スイッチバックの駅、一畑口に到着。

通常、普通乗車券では途中下車できないのですが
雲州平田と一畑口では途中下車が可能との案内放送が流れていました。

一畑口に到着すると、
運転手さんが移動してきて
すぐに出発します。

松江しんじ湖温泉方面に向け、
電車は走り去っていきました。

一畑口の駅舎。
木造の素敵な駅です。

駅舎内はきれいに掃除されていました。

時刻表と運賃表。

窓口の中を覗いてみました。
硬券の乗車券販売も行われていたようですね。

ホームで電車の到着を待つ間に聴こえてくるのは、
ウグイスや蛙の声だったり、
近くの道を時折走る車の音だけ。
とっても静かな駅でした。



一畑口駅から北へ4.5km程向かうと、
「一畑薬師」というお寺があります。

以前は出雲大社前から
その一畑薬師へと線路が延びており、
一畑口は単なる中間駅でした。

その後、当駅から松江方面に線路が延び
先に開業していた一畑薬師方面が廃止に。
結果的に一畑口は峠があるわけでもないのに
スイッチバックの駅となりました。


ここから先の線路がないため、
一畑口では列車がホームに入ってきている最中でも、
線路を跨いで隣のホームへ行くことができます。

出雲大社前ゆきの電車が入線してきました。

次に向かうのは高浜駅。
さっきは大雨だったため
途中下車せずに通過してきた駅です。

一畑口から乗った電車は出雲市ゆきなので、
川跡駅で再び出雲大社前ゆきに乗り換えます。

川跡駅で乗り換えた車両は、
なんと京王線でかつて活躍していた
昔の5000系車両でした
※今は京王ライナー用の車両が5000系を名乗っています

自分自身、鉄道の旅は好きですが、
どこでどんな車両が走ってるかは全然知識がないので、
こんなところで京王の名前を見るとは驚きでした。

川跡駅からわずか3分で高浜駅到着。
京王5000系(一畑電車では2000系)は
出雲大社へ向けて走り去っていきました。

高浜駅からは住宅街の中を歩いて、
粟津稻荷神社へ向かいます。

この辺りは用水路が立体的に交差していて、
効率的に多くの田畑に水が供給されるようになっていました。

10分ほど歩くと、粟津稻荷神社の鳥居が見えてきました。

粟津稻荷神社に到着。
朱色の鳥居がたくさん並んでいます。

そういえば京都の伏見稲荷大社も
千本鳥居で有名な場所ですよね。

さらにその先にはなんと踏切。

神社の境内はその踏切を渡った先にありました。
つまり神社のど真ん中を電車が突っ切るという
なかなかないロケーションというわけです。

さっき自分が乗った電車が
出雲大社前で折り返してくるまで
ここを走る電車はこないのですが、
うまくタイミングが合えば
鳥居の先にローカル線の電車が走るという
素敵な写真が撮れそうです。

お参りをしてから、再び高浜駅へと戻りました。

全国に数多くある稲荷神社ですが、
「稻荷」と表記する神社はかなり珍しいそう。

美しい出雲の山々と青空に、
たくさんの朱色の鳥居が映える素敵な神社でした。

帰りは別のルートで駅まで戻りました。

遮断機のない踏切を渡って。

風に揺れる美しい麦畑がありました。

稻荷神社から10分ほどで高浜駅に到着。
次は雲州平田の木綿街道へ向かいます。

一応、高浜駅から歩いた時の地図も貼っておきます。

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