帰りの列車は行きより空いていました。
窓にはステンドグラス風の装飾が施され、
窓際のテーブルには太宰治の小説の一部が書かれた冊子が置かれていました。
五所川原まで戻ってくると、すぐに五能線に乗り換えです。
こじんまりした津軽鉄道の車両に比べると、五能線がかなり立派に見えてきます。
部活帰りの学生などが一斉に乗り込みました。
五所川原まではガラガラで来たと見えて、この混雑ぶりでも座席には座れました。
川部駅で8分の停車。
川部では青森方面からの弘前ゆき普通列車を先に通します。
弘前に着く時間は五能線の車両に乗り続けた場合と9分しか違わないのですが、
弘前で更に秋田方面に乗り継げるのは、青森からの列車だけなので、ここで乗り換え。
弘前から10分ほどで、今夜の宿がある大鰐温泉に到着しました。
向こうに見えているのは、弘前からJRと並走する弘南鉄道の大鰐駅です。
特に送迎をお願いしていなかったのですが
たまたま他のお客さんがいたので便乗して乗せてもらうことにしました。
とても愛想の良い若い女性スタッフさんで、最初から心が和みました。
この旅、最後となる3泊目の宿は大鰐温泉の「不二やホテル」。
今回の旅で唯一の2食つき。一人11,500円のプランでした。
別館和室という部屋で、7.5畳の和室からはすぐそばに川が見えました。
一人旅でこの広さは充分すぎるぐらいです。
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