先日、JR北海道の公式ホームページからも発表された、
「当社単独では維持することが困難な線区」。
その中でも特に利用者が少ないのが
札沼線(学園都市線)の北海道医療大学~新十津川間です。
1列車あたりの利用者数は10人ほど。
すでに浦臼から新十津川までは一日一往復しかなく、実質廃止状態とも言えました。
札沼線の秘境駅のひとつ、豊ヶ丘駅。
すでに駅や線路は自然のなかに還りつつあるようにも見えてしまいます。
駅のひとつひとつに味があり、札比内(さっぴない)は個人的にお気に入りの一つ。
だるまストーブが置かれた駅舎で列車を待っていると
なんだか昔懐かしい気持ちになります。
札沼線は非常に雪が多い区間を走ります。
ひとたび雪が降れば、線路は全く見えなくなります。
利用者の少なさに加えて、除雪対応の多さが路線の維持をさらに困難なものにしていることは確かです。
現在の終着駅となっている新十津川駅。
始発も終発も朝9時40分です。
すでに生活利用はほとんどなく、駅は3kmほど離れた滝川駅が利用されています。
札沼線という名前は、この先の石狩沼田まで延びていたことから
付けられていた路線名なわけですが、今回の廃止が決まれば
いよいよ、愛称である学園都市線のみの路線になってしまいますね。
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