5月1日。この旅3日目の朝を迎えました。
天気はイマイチで雨模様。
本当に今回の旅は連日のように雨に降られています。
起きてすぐに朝風呂に入りました。
内湯しかないのですが、
宍道湖が窓の向こう側に見えていて、とても落ち着く眺めでした。
朝食会場は、あちらの本館にある最上階。
一度1階に降り、連絡通路を通って本館へと向かいます。
本館の建物は外装はお世辞にもきれいとは言えないものですが、内装は別館以上にリニューアルされているようでした。
9階にある朝食会場はカウンター席とテーブル席が並び、とても清潔感がありました。カウンター席からは宍道湖が目の前にバッチリ見えて、最高の眺めです。
宍道湖名物のしじみを使ったしじみごはんやしじみの味噌汁、のど黒の干物など地の物を使った料理がバイキング形式でいただけました。
特にサラダと自家製ドレッシングが美味しくて大皿に山盛り食べてしまいました。
10時近くにチェックアウト。湖畔に沿って、少し温泉街を散歩してみました。
振り返ると松江の街並みが広がっていました。一際目立つビルは、山陰地方で最も高いビル、山陰合同銀行本店ビル(75m)だそうです。
20分ほど歩くと、お湯かけ地蔵に到着。松江しんじ湖温泉の源泉がこんこんと湧き出していました。
良くなってほしい場所にお湯をかけてお参り。全部かけました(笑)。
お湯かけ地蔵の目の前にあったセブンイレブンでアイスコーヒーを買って、湖畔で飲みました。
先ほどまで重く垂れ込めていた雲の隙間から青空が出てきました。
お湯かけ地蔵から歩いて3分ほどの場所にある、福祉センター前のバス停から松江駅行きの路線バスに乗車。
JR松江駅。
高架下には様々なお店が並んでいました。
駅ナカは山陰のお土産物が大集結。
やはり宍道湖のしじみに関連するものが
一番目立つ場所にありました。
今日の宿は鳥取県の境港です。
以前は松江~境港間を境港シャトルバスが
由志園経由で走っていたのですが、
2021年3月を持って廃止に。
JRで米子を回るのはかなり遠回り感があるので、
せっかくなら境港の途中まで無料送迎してくれる
由志園を見学して、交通費を少し節約しちゃおうということに。
松江駅前から日本庭園「由志園」ゆきの
無料送迎バスに乗り込みました。
乗車した人数は自分を含めて5名でした。
ちなみに松江駅〜由志園までは松江市交通局の路線バスがあり、由志園〜境港までは八束コミュニティバスが走っているので、一応JRを使わなくても境港へ行く手段はあります。
※後日、改めて調査したところ、境港シャトルバスは終了しましたが、隠岐汽船接続バスというフェリー接続用のバスが松江駅~境港間を1日1~2往復運行しているようです。
11時40分、由志園に向けて松江駅を出発。
境港までは鉄道だと46kmもあるんですが
道路だとちょうど半分なんですね。
大橋川を渡ります。
市街地を抜けると少し山の中を走り
再び景色が開けてくると日本で5番目に大きな湖、中海が見えてきます。
由志園があるのは中海に浮かぶ大根島という島。
このまっすぐな道が本土と大根島を結んでいて
道の右側にも中海が広がっています。
40分弱で由志園に到着しました。
送迎バスを降りた場所は
牡丹が大量に売られている温室に繋がっていて
ホームセンターによくある
園芸コーナーのような場所でしたが
少し歩くと立派な門がありました。
こちらが由志園の庭園の入口のようです。
まずは窓口で入園チケットを購入。
GW期間中の入園料は1,200円なのですが
しまねプレミアム観光券という
半額で観光施設が利用できるという
チケットを事前に購入していたので
実質600円で入園することができました。
中に入るといきなり牡丹の海!
池泉牡丹。3万個のボタンが浮かびます。
あまりにきれいすぎて言葉を失いました。
船に乗った庭師?の方が、
牡丹の花を一輪一輪浮かべていました。
この時期、3万輪の牡丹が浮かぶそうです。
池を囲むように散策路が続きます。
池の周りには雰囲気の良い食事処や甘味処が並んでいます。
苔むした庭園とその向こうに広がる牡丹の池。
覆いかぶさるように春もみじの道が続きます。
コケをじっくり眺めてみるのも楽しいかも。
雑貨屋さんもあります。
こちらは牡丹庭園。
一番見事な牡丹に投票しようという
イベントが開催されていました。
牡丹の池に流れ込む川です。
花菖蒲も見ごろを迎えていました。
赤い橋と新緑のもみじ。
園内を流れる渓流。
一番奥には竜渓滝という立派な滝がありました。
竜渓流の近くから庭園方面を眺めたところ。
コースの最後には枯山水庭園もありました。
茶房「一望」。
牡丹の池に面した絶景の喫茶室でした。
由志園は無料送迎バスがあったから
たまたま来てみた位の感じだったのですが
想像していた以上に庭園が美しく、
本当に見ごたえがありました。
GW前後の季節限定ですが、
ここはかなりオススメしたい場所です。
次は「ベタ踏み坂」のCMで有名になった
江島大橋を見に行くことにしました。
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