標津から13時58分発の釧路行きに乗車して30分、中標津バスターミナルまで戻ってきました。
中標津は酪農の街です。バスターミナルの目の前にジェラート屋があったので、食べていくことにしました。
中標津では結構有名なお店のようで、次々にお客さんがやってきていました。
これがあまり見ないほどのデカ盛りのお店でした。なのに、それを知らずにトリプル(600円)を注文したものだから、、、
北海道カボチャ、ほうじ茶、知床しおの3種類をチョイス。ほうじ茶が今日のオススメだったのですが、かなりお茶の風味が豊かで美味しかったです。知床しおもミルクの中にほんのり塩気があって、暑い日にはピッタリでした。
バスターミナルの隣りにある公園で食べたのですが、この量と暑さであっという間にドロドロになってしまいました。暑いとは言っても温度計は27℃だったので、東京に比べたらまだまだ十分快適なレベルです。
この日は中標津に宿泊です。まだ15時前だし、緯度が高い北海道は夏の日暮れも遅いので、バスターミナル近くにある「サイクルステーションはやし」で自転車を借り、開陽台まで行ってみることにしました。
開陽台といえばライダーの聖地。この日もバイクが次々に開陽台へ向け、中標津の街を走り抜けていきました。自分も負けじと自転車で開陽台へ向けて出発です。
市街地から10分ほどで、中標津空港の隣を通ります。空港が街から非常に近いです。
空港ターミナルの入口を過ぎると、次第に視界が広くなってきました。市街地からここまでダラダラとした上りが続きますが、一応6段変速つきの自転車なのでここまでは順調です。
道はとにかくまっすぐです。登ったと思ったら少し下って、また登って。
牧場や畑などが多く、ほとんど日差しを遮るものがないので、木陰は貴重な休憩スポットです。
サイクルステーションはやしの前から、ひたすら一本道を進むこと11km。ようやく道が突き当たりました。ここまで約1時間です。
突き当たりを左折すると、ようやく右手奥に目指す開陽台の展望台が見えてきました。
最後がキツいとは聞いてたけど、これはさすがにキツそうだ。。。
北海道を代表する道の一つ、ミルクロード。アップダウンが激しくてまっすぐな道だからこそ人気があるわけで、さすがに立ち漕ぎでも無理レベルな傾斜でした。
なんとか、自転車を引いて坂を登りきり、ようやくてっぺんに到着しました。
どこまでも続くような一直線の道。今日はあいにく視界が良くないですが、この道はあの向こうにもずーっとまっすぐ続いています。
開陽台の入口まで登ってきました。入口と出口は別々の一方通行になっていたので、入口側から入ります。
最後の坂がとってもキツかったです。ここも当然立ち漕ぎでも無理レベル。仕方なく自転車を押して登っていきます。
1つ目の急坂を登り終えると、ようやく開陽台の展望台が見えてきました。
一旦下って最後にもう一回登りますが、最後は大したことない坂だったので立ち漕ぎでクリアできました。
中標津の街を出発してから1時間半。無事に開陽台に到着しました。
眺めも達成感も最高です。こんな爽快感をライダーだけが味わえるなんて、あまりに勿体ない!レンタサイクルでも来れます!
さっそく駐輪場に自転車を置いて、展望台へ向かいました。
夕方16時半を過ぎてましたが、この時間でもひっきりなしに人が訪れていました。
展望台にやってきました。中は360°ぐるりと周囲の景色が見えるようになってました。
開陽台の西側には、開陽台牧場という圧倒的な広さの牧場が広がっています。牛さんが遠くに列をなして密集しているの、分かるでしょうか?
展望台は360°ぐるっと見渡せるのに、開陽台では330°の展望が広がると広告されています。
これはこの武佐岳を始めとする山の風景が残り30°を占めているからなんだそうです。
中標津の市街地が霞むほど遠くに見えていて、ここまで自転車でやってこれたことの達成感がすごいです。
空気が澄んでいれば海の向こうに国後島も見えるとのこと。さすがに国後島は見れなかったけど、いい天気の日に来れて本当に良かったです。
展望台下にあるベンチで、しばし汗が引くまで休憩しました。夕方になると気温が下がってきて、風がめっちゃ気持ちいいです。
サイクルステーションはやしの閉店時間が18時ごろ(ざっくりしてます)と聞いていたので、17時に開陽台を出発しました。
帰りはひたすら下り坂ですから、ビュンビュン行きます。もう最高に爽快です。
帰りは行きに通った道の一本隣を走ってみました。
開陽台周辺は北海道らしい碁盤の目になっているので、基本的にはどの筋を走っても街には辿り着けます。
帰りもひたすら直線です。最後の下り坂を下りきると、中標津の街へと入っていきます。
新興住宅地が続く中標津の街を走ります。
中標津町は鉄道が廃線になった平成以降も人口が増え続け、今となっては根室地方の中心都市として、釧路や斜里からも買い物客が訪れるほど集客力を持った街なのだそうです。
現に自分が札幌でよく行っている回転寿司の根室花まるや、ニトリ、ユニクロ、ケーズデンキなど基本的な大型店は一通りあって、普通に都会の生活が送れそうな感じがします。
中標津空港は確かにありますが、大都市からの距離や冬の厳しい気候を考えると、本当に驚くべき発展ぶりだなと実感します。
17時50分頃、サイクルステーションはやしに無事帰ってきました。
行きは90分かかりましたが、帰りは50分。さすがに早かったです。途中で写真撮ったりしなければ40分あれば帰ってこれそう。
4時間以内でしたので、料金は880円(後払い)でした。
ネットで調べても公共交通機関や徒歩、ママチャリでの訪問ブログがほとんどなかった開陽台。中標津の街で自転車を借りれば、3時間で開陽台まで行って戻ってこれることが分かりました。
もっと宣伝したらいいのに!と思ったのですが、店主の方いわく、そもそも広告出してないのに、じゃらんで勝手にレンタサイクル屋として載せるから問い合わせ来て困ってるんだよねーとのことでした(笑)。
商売っ気のないのんびりした感じなのが、観光地らしくなくて逆に良かったです。
早めの夕食は、バスターミナル近くのあら陣にてラーメンを食べることに。
昼は野付半島観光で時間がなくて、標津営業所前にあったセイコーマートで唐揚げ食べただけだったので、さすがに運動もしてお腹が減りました。
北海シマエビラーメン(880円)をいただきました。もともと一幻の海老ラーメンも大好きなので、こちらのあら陣も海老の出汁がしっかりと出ていてとっても美味しかったです。
スタッフの方々も丁寧で、居心地の良い食事でした。ごちそうさまでした!
ようやく本日の宿へと向かいます。
バスターミナルからは2kmほどあるので、ちょうどタイミングよく来ていた標津営業所ゆきのバスで行くことにしました。
なお、隣には全く同じ車体で標茶駅前行のバスも停車していたので、乗り間違いには要注意ですね。※標茶と標津は真逆の方向です。
西20線のバス停で下車。今日宿泊する「ホテルモアン」は目の前です。
日帰り入浴もやっているので、車が結構止まっていました。
ホテルモアンは道東屈指の人気宿「湯宿だいいち」の姉妹館です。さすがに湯宿だいいちはお値段2万円以上なので諦めましたが、こちらは素泊まり6,800円でかなりお手軽です。
植物の置物があったり、ベッドが木枠だったりと、ビジネスホテル仕様ながらも落ち着きのある部屋でした。
日帰り入浴施設「モアンの湯」も兼ねているので、館内は靴を脱いで過ごせます。
部屋の中やエレベーターに乗るとき、お風呂へいくとき、全部裸足でOKです。
夕食を食べてあまり時間は経ってなかったのですが、せっかくなのでホテル併設の居酒屋レストランに行ってみました。※お客さん一人しかいなくて静かそうだったので。。。
とりあえずジンジャエールを注文。
部屋にビール無料券があったのですが、ビールは飲まないので券は持ってきてないと伝えたら、そのジンジャエールを一杯無料にしていただけました。優しい!
しいたけ居酒屋を名乗ってるだけあって、メニューはとにかく椎茸推し推しな感じ。大判しいたけも中標津の名物なんですね。
しいたけ料理の他にも豚丼やステーキなど美味しそうなメニューがたくさんありましたが、中でも目を惹いたのは、「大きな椎茸カツ丼」(770円)でした。
10分ほど経って、椎茸カツ丼が到着。
いや、、これはもはや椎茸のサイズではないですね。一般的なカツ丼より椎茸がデカいです。しかも厚みもすごい。当然のことながら、旨味もすごくてめちゃくちゃ感動する美味しさでした。
普段、お店の人に感想を伝えることってほぼないんですが、これはあまり感動して本当に美味しかったです!って思わず伝えちゃいました(笑)
ホテルの目の前にはセイコーマートもあったので、とても便利な立地です。
あんなに食べたのに、まだデザートが入ってしまう腹は何とかならないものか…。
宿の温泉は内湯が低温と高温、露天風呂が中ぐらいの湯温となっており、どれも源泉かけ流しの素晴らしいものでした。
22時以降は宿泊客専用だったので、ひとりで静かに温泉を堪能できたのもとても良かったです。
明日は朝6時50分のバスに乗って、標茶方面へ向かいます。
コメント
こんにちは(。•̀ᴗ-)✧
北海道良いですね!都内は連日30℃超えですが、北海道は少しはマシみたいですね!アイスが美味しそうです。昨年gotoを使って初めて函館に行った事を懐かしく思います。また行きたいですね!
こんにちは!今年は北海道も異例の暑さで、札幌や旭川では連日東京を超える暑さになってるようですが、さすがに道東までいくと涼しかったです。アイスは北海道らしい豪快なデカ盛りでビックリしました(笑) そういえば坂本さんも去年はGotoで函館に行きましたよね!函館は美味しいものの旬が変わるので、季節を変えて行くのもいいと思います。自分も何十回も行ってるのにまた行きたくなりました。