直江津駅では40分ほどの乗り換え時間があったので、いったん外へ出ました。
直江津駅の駅舎は客船をイメージしたものだそうです。
駅前の商店街にも牧之通り同様、雁木が見られます。
同じ上越市内に高田という駅があり、そちらの雁木通りは日本最長なのだそう。
それだけ本来は雪が多い地域なんですよね。
直江津駅に戻り、えちごトキめき鉄道の乗り場へ向かいます。
北陸新幹線の開業までは、越後湯沢と富山、金沢を往復する特急はくたかが
たくさん走っており、直江津駅もその主要駅の一つでした。
今はガランとした長いホームが逆に寂しさを感じます。
14時29分発、直江津からのえちごトキめき鉄道は1両での運転でした。
発車10分前にホームにいくと、ボックス席にはすでに誰かしらが座っていて、
海側に座ることもできなかったので、糸魚川まで1枚も写真をとりませんでしたが
車内のボックス席自体は席の間隔がとても広くて快適に感じました。
というわけで、上の写真は糸魚川で乗り継いだ大糸線の南小谷ゆきです。
糸魚川での接続時間はわずか4分。
15時14分に南小谷に向けて糸魚川を出発しました。
ドアが折り戸になっていて、電車というより路線バスみたいな感じです。
1両の車内はボックス席が前方に4つのみで、後方がロングシートという構成。
ガラガラかと思っていましたが、ボックス席は既に埋まっていて、こちらもロングシートでの旅路となりました。
大糸線の糸魚川~南小谷まではJR西日本のエリアとなり、
えちごツーデーパスのエリア外となります。
大糸線は、糸魚川ー静岡構造線(フォッサマグナ)の真上を走っていて、
東日本と西日本の分け目ともいえる場所を縫うように走ります。
姫川沿いにはたくさんの水力発電の設備がありました。
小滝駅。
山間部に佇む小さな駅を結んでいきます。
蛇行する姫川を鉄橋で何度も渡っていきます。
両側には断崖のように山が迫り、至るところから自然の滝が流れ落ちていました。
ディーゼルエンジンをふかしながら、ゆっくりと山道を登っていきます。
スノーシェルターに覆われた区間もかなり多くあり、
とても自然環境が厳しい場所を通っていることが伺えました。
雪はビックリするほど少なかったですが、
沿線のダイナミックな車窓と秘境感は十分に味わうことができました。
次こそは雪があるときに!
糸魚川から35分ほどで今日の宿がある平岩駅に到着です。
平岩駅は無人駅ですが、南小谷までの中間駅としては一番大きな駅のようです。
自分たちの他に4人が下車し、列島の乗客は一気に半分ほどに減りました。
平岩駅からは宿の送迎バスに乗り、ホテル國富 翠泉閣へと到着しました。
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