【鳥取・島根】サンライズ出雲で行く春の山陰ひとり旅 【サンライズ出雲編(前)】

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サンライズ出雲・瀬戸号は、
定刻の21時50分に東京駅を発車。


新橋駅
有楽町、新橋、浜松町…と
都心の駅を通過していく。
ホームにはまだたくさんの人がいた。

サンライズ出雲の車内通路
すぐに検札が回ってきたので、
検札後、車内を少し探検してみた。

洗面台
洗面台は各車両の端に2か所ずつ。
カーテンが付いているので、
人目を気にしなくていいのもGood。
ハンドソープが備え付けられていた。

ノビノビ座席

12号車のノビノビ座席。

寝台料金がない(運賃+指定席特急料金のみ)ので、
サンライズ出雲に最も安く乗車できるのだが
隣席との間は頭上部分だけの仕切りとカーテン。

マスクを外して寝る人もいるだろうし、
このご時世ではやや不安に感じた。

シングルデラックスの11号車通路
11号車は唯一のA寝台「シングルデラックス」

寝台料金が13,980円となっており、
シングルの7,700円より6,000円ほど高いが
サンライズ出雲・サンライズ瀬戸ともに
各6部屋しかないため、一番予約が取りにくい。

各個室内にデスクと洗面台があり、
ベッド幅も広くて、布団は羽毛布団。
シャワールームは同車両内にある
A寝台利用者専用シャワールームが無料で利用できる。

ななつ星などの寝台特急が何十万もすることを思えば
寝台特急の旅を快適に満喫する意味でも、
この金額は決して高くないと思う。

ミニラウンジ
10号車にある8席だけの小さなラウンジ。
ノビノビ座席の人は、眠くなるまで
ここでゆっくり車窓を眺めていた方が
気楽かもしれない。

シングル1階席
本日は満席とのアナウンスがあったが、
東京駅を出発した時点では
いくつか個室にも空室があった。


こちらはシングルの1階席。
ホームが目線の高さにあって、
独特の眺めが楽しめそうだ。

室内灯を消すと…
寝台列車の旅の醍醐味の一つは、
部屋の照明を完全消灯できること。

これで驚くほど外の景色が見えるようになる。
天気が良ければ2階席は満天の星空も見えるのだが
この日はあいにくの小雨模様だったため、
しばし都会の夜景を楽しむことにした。

東京駅で購入したアイスクリーム

横浜に停車すると、次は熱海までノンストップ。

車窓も闇に包まれる区間が多くなってきたため
東京駅で買い込んだアイスクリームを
今日の最後のデザートに食べた。

移り行く街の車窓を眺めながら、
誰にも邪魔されない個室で
脚をゆったり延ばしてアイスを食べるひととき。
この上ない贅沢な時間だった。

熱海駅
23時21分、熱海に到着。
乗務員の交代があった。

静岡県内に入ると停車駅が多くなり、
沼津、富士、静岡、浜松とこまめに停車。

富士を過ぎたあたりで睡魔に襲われてしまい
静岡と浜松の停車は記憶になかった。

1時12分に浜松を出発すると、
次は5時25分着の姫路だ。
大阪駅
目が覚めると、吹田駅を通過するところだった。
大阪駅にゆっくりと列車が吸い込まれていく。

外は雨がかなり強めに降っているようで
窓からの景色が雨粒で歪んで見えた。
大阪駅
大阪駅で一旦停車し、すぐに発車。
まだホームには乗客の姿は見えなかった。

大阪付近は非常に線形が良く、
サンライズ出雲・瀬戸も120km/hという
かなりの高速で疾走する。

他の列車との並走は見られなかったが
複々線区間を高速走行する瞬間は
鉄道ファン的には結構興奮する時間だ。


吉井川

三ノ宮を通過した辺りで再び睡魔に襲われ、
そのまま姫路も通過。
岡山到着前から再開される
車内放送でようやく目が覚めた。
低い雲がかかっていた
岡山駅

6時27分、定刻通りに岡山駅に到着。

岡山駅停車中のサンライズ出雲
サンライズ瀬戸との連結部は人気だった
ここで前7両のサンライズ瀬戸を切り離し、
サンライズ瀬戸が先に岡山駅を出発していった。

岡山駅を発車する普通列車

岡山駅では7分間の停車。
外の空気を吸うと気分がスッキリした。

次の停車駅である倉敷を発車すると、
列車は中国山地越えの伯備線へ入っていく。

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