【秋田】春の秋田三大桜スポットと秋田内陸線を訪ねる旅【叉鬼列車と縄文温泉編】

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阿仁前田温泉に入線してきた普通列車は「叉鬼」という車両でした。

「叉鬼」と書いて「マタギ」と読みます。

「マタギ」とは、集団で狩猟をして暮らしてきた人々のこと。

ここ北秋田市の森吉山周辺はそのマタギ文化の発祥の地なのだそうです。

列車に乗り込むと、普通列車とは思えぬ素敵な暖簾が現れました。

な、なんですか!この素敵すぎる車内は!?

車内の雰囲気にビックリして、一度振り返るとまたビックリ。

こんなところにマタギの服が飾られているではありませんか(ちょっと怖い)

秋田犬がデザインされたシートに、大きなテーブル、ムーディーな照明

各座席には充電用のコンセントも備わっていました。

これが地方ローカル線の普通列車とは、、、信じられない豪華さです。

しっかり座席番号も振られていました。

これだけのグレードですから、指定席車両として運転されることもあるのでしょうね。

乗り込んだ時間はちょうど日暮れの時間。

乗客は自分の他にわずか3名

列車の雰囲気を少しだけ動画で。

ガタンゴトンと心地よく、ゆったりした時間が流れます。

米内沢駅に到着。

有人駅ではありますが、この時間はさすがに無人です。

米内沢駅の次の有人駅である合川駅では14分間の長時間停車

国鉄時代のホーロー看板でしょうか。素敵すぎます。

せっかくなので、駅の外へと出てみることにしました。

「あいかわ」って大きく書いてるこのフォント、素敵ですね。
合川駅の駅舎

 

夕闇迫る駅前商店街

まだ19時台ですが、街はひっそりと静まり返っていました。

昔ながらのきっぷ売り場

待合室の様子です。

この時間は誰もいませんが、通学の時間帯は賑わうのでしょうか。

「旅は東北へ!」

「ご旅行の申し込みは最寄りのJRへ」とありますが、
最寄りのJRである鷹ノ巣駅では。すでにみどりの窓口すら閉鎖されています。

静かに出発の時を待つ、マタギ号。

ようやく反対側の列車が到着したので、出発の時間です。

素敵なデザインの車両に乗れて、幸せでした。

今日のお宿は「伊勢堂岱温泉 縄文の湯」です。

最寄り駅は西鷹巣駅なので、終点まで行かずにここで下車。

列車が行ってしまうと、周囲は静寂に包まれました。星がきれいでした。

縄文の湯までは約2kmの道のり。

途中のドラッグストア「薬王堂」で、明日の朝食となるおにぎりなどを買い込みました。

駅から宿までの間にあるお店はここが唯一。
夜22時まで営業しているのはかなりありがたかったです。

薬王堂の先は、ちょっと不安になるぐらいの暗い道でした。

米代川に架かる大きな橋を渡り切ると、無事に縄文の湯に到着です。

日帰り入浴は20時で終了していたので、館内はとても静かでした。

チェックインを済ませて、2階のお部屋へ。

ANAで申し込んだときは一番安いプランで予約したのですが、
「ツインのシングルユースでございますね」ということで、
案内された部屋は広々したツインルームでした。

テレビはかなり小さいですが、もともと見ないので問題なし。
2010年に完成したばかりの宿なので、他の設備はとてもきれいでした。

フロント周りはこんな感じ。

新しい宿の割にはちょっと雑然とした印象ですが、
日帰り客が多いので仕方ないでしょうか。

館内がすべて裸足で行動できるのがとにかく楽でいいです。

何といっても、この宿で素晴らしかったのはこの温泉!

「加水」「加温」「循環」「消毒」すべてなし!
パーフェクトな掛け流しなのです。

翌朝の出発が早すぎて、夜しか入れなかったが悔やまれるのですが、
本当に素晴らしい泉質で、肌はすべすべ、身体もポカポカになりました。

20時チェックインで24時前に寝たのに、4時間で2回も入っちゃいました(笑)

朝早くからたくさん行動した後に、最高の温泉に浸かってすっかり気持ちもほぐれ、
この日は布団に入ると、一瞬で深い眠りに就きました。

→じゃらんnetで伊勢堂岱温泉 縄文の湯の情報を見る

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