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バスは定刻通りに八郎潟駅を出発しました。
市街地を抜けると、間もなく大潟橋に差し掛かり、八郎潟の水路を渡ります。
八郎潟は以前は国内第二の広さを誇る湖だったんだそう。
今は大規模な干拓により、水路に囲まれた中央部分は広大な田園地帯となっていますが、
その広大さは残された湖部分を見るだけでも、何となく分かります。
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八郎潟の水路部分を超えると、大潟村の看板が見えてきました。
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バスの最後尾の窓から。
次第に道の両側には、菜の花と桜が見えてきました。
大潟橋を渡って直線区間に入ると、
大潟富士のバス停まではこのような風景が続きます。
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すっかり車窓が菜の花と桜で埋め尽くされてきました。
しかし、ここでトラブル発生!!
「そろそろ大潟富士のバス停だよね~」と思って放送を待っていると、
なんとバスがそのままバス停を通過するではありませんか!!
しかも次のバス停は10kmも先ですから、
ここで降りられないと、一切桜を見られないことになります。
「降りまーっす!!」
バス停通過後にすかさず停車ボタンを押し、
なんとかバス停を200mほど通り過ぎた場所で無事に下車。
他にも2名降りたい人がいたので、本当に良かったです。
運転手さんもすみませんって言ってたし、単純にミスだったのかな…。
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無事に大潟富士のバス停(のちょっと先)で下車できました。
バスを降りた瞬間、目の前に広がる絶景にしばし立ち尽くします。
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秋田空港に到着した時の雨模様がウソのように晴れ渡る空。
空気のチリも雨で洗い流されて、より一層きれいに見えます。
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カメラをずーっと望遠にしてみると、遠くの風力発電まで。
ここは実に11kmにも渡る、一直線の菜の花と桜ロードなのです。
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爽やかな風に揺れる黄色の菜の花。まさに春爛漫。
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桜並木の両側に広がるのは広大な田園風景です。
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菜の花ロードと桜並木の間に入ってみました。
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ふかふかの草の上でバスの時間まで30分ぐらいのんびり。
懸念していた渋滞もなく、最高のお花見ができました。
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1時間30分ほどの滞在を終え、バス停へと戻る時間になりました。
まっすぐに延びる水路も美しいです。
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大潟富士のバス停まで戻ってきました。
行きはうっかり通過してしまったので、初めての来訪です。
ここには日本一の干拓地であることを記念して、大潟富士と干拓記念水位塔があります。
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その大潟富士がこちら。なんとその標高は驚きの0m(笑)
実はこの土地がすでに海抜0m以下となっているため、
山頂部分がちょうど0mになるように山を作ったのだそう。
ちなみに標高も富士山を忠実に再現しており、3.776mだそうです。
さて、そろそろバスで八郎潟駅へ戻りましょう。
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バス停は道路の片方にしかなく、駅方面はバス停の反対側の路肩で待ちます。
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13時44分発、八郎潟駅経由五城目ゆきがやってきました。
道路混雑の影響で10分ほど遅れていましたが、十分想定内で良かったです。
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14時10分頃、八郎潟駅に到着しました。
定刻では13時54分着でしたが、渋滞により結局15分ほど遅延。
当初は八郎潟駅を14時07分発の東能代行きに乗る計画を立てていましたが、
もしそのままの計画だったら間に合わないところでした。
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駅周辺でランチを食べる時間はなさそうなので、
駅近くにあったローソンで簡単な昼飯を買って、駅に戻ります。
ちょうど14時23分発のリゾートしらかみ3号が出発していくところでした。
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八郎潟駅へ戻り、改札口へ向かうと、駅員さんの姿はありませんでした。
この時間はどうやら無人の状態となっているようです。
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八郎潟駅からは14時42分発、臨時快速「弘前夜桜鑑賞号」に乗車します。
運転日が弘前の桜のシーズンだけに限定されている列車ですが、
ちょうど自分が乗る日に運転されていて助かりました。
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弘前夜桜鑑賞号で使われているのは「クルージングトレイン」というリゾート車両です。
たまに「リゾートしらかみ」の車両が故障した時などにも使われてます。
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今回購入した指定席券と乗車券。
これで鷹ノ巣までの1時間を快適に移動できそうです。
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「弘前夜桜鑑賞号」の窓はとっても大きいです。
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シートピッチもグリーン車並みに広く、これで530円はかなりお得。
快晴の空の下、美しい田園風景の中を走ります。
「夜桜鑑賞号」という名前は付いているようですが、
車内を見渡す限り、桜を見に行きそうな人はあまりおらず、
純粋にこれに乗りたくて乗っているような人がほとんどの模様(笑)
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東能代に到着。
リゾートしらかみが走る五能線はここから分岐します。
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米代川に架かる橋を渡りました。
ここは上りと下りで橋が別々になっているようです。
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東能代の次は、二ツ井に停車。
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前山駅では列車の行き違いのため、運転停車がありました。
ホームにあった待合室がとってもいい感じ。
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二ツ井の次はいよいよ鷹ノ巣。
定刻通りの14時45分に到着しました。
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鷹ノ巣では5名ほどが下車。
列車は弘前へ向けて走り去っていきました。
ちなみに「弘前夜桜鑑賞号」というだけあって、
この列車は20時35分に再び弘前を出発し、秋田まで戻ります。
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さあ、ここから乗るのはいよいよ「秋田内陸縦貫鉄道」です。
もうワクワクが止まりません!
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