三角屋根が特徴的な立派な駅舎です。
沿線の途中駅としては最も大きな駅で、秋田内陸線の本社もここ阿仁合にあります。
以前15年ほど前に訪れた時は、全く違う色をしていたので、
駅自体がかなりリニューアルされているようです。
阿仁合駅前のバス停。バスの時刻は1本しか表示されていませんでした。
「次は阿仁町役場前」という表示がバス停の左側に見えていますが、
鷹巣町、合川町、森吉町と合併して北秋田市になる前は、
ここが阿仁町の中心だったようです。
阿仁合駅前の風景。
小さな商店街があり、旅館や商店が並んでいました。
鉄道会社の本社があるとは思えないほど、山間のとても静かな街です。
駅舎を出て、線路沿いに歩いていくと、ラッセル車が停まっていました。
4月下旬だというのに、手前にはまだ雪が無造作に残されていました。
阿仁合駅で10分停車していた角館行きが出発していきました。
ちなみに朝5時台には阿仁合駅を始発駅として2本の角館行きが出ており、
秋田新幹線の始発にも間に合うようなダイヤが組まれています。
駅の外側から見た阿仁合駅のホーム。
駅前に内陸線資料館がありましたので、見学していくことにしました。
資料館では、秋田内陸線の歴史を紹介した写真や、
過去の車両で使用していたシートやヘッドマークなどを展示。
秋田内陸線が全線開業したのはなんと「平成」になってからであり、
それまでは鷹巣~比立内の阿仁合線、角館~松葉の角館線が、
それぞれ北と南から盲腸線として延びていたとのこと。
少しずつ全国の地方路線が廃止されていく時代にあって、
国鉄からは廃止を叩きつけられた盲腸線同士を繋いで全通させたというのは、
本当にスゴイ決断だっただろうなと思いました。
資料館の奥には座敷もあり、マタギの生活が再現されています。
熊の剥製もありました。かなりリアルで、ちょっと目が怖いです。
自由に座って良いとのことで、上に乗らせてもらいました。
いわゆる毛皮に比べると、毛は結構固めです。
個体によっても毛の質感が違うと紹介されていましたが、
私には2頭の違いは分かりませんでした。
阿仁合駅に戻ってきました。
売店のオバちゃんが鷹巣名物のバナナボードをめっちゃ推してくるので、買ってみました。
列車までもう少し時間がありそうなので、駅の反対側にある桜を見に行くことに。
線路の下をくぐって、カントリーパークへと向かいます。
カントリーパークへ続く道には枝垂れ桜が植えられていました。
もう少しすると、この道もだいぶ華やかになってくるでしょう。
内陸線の線路の下をくぐると、カントリーパークの桜が見えてきます。
カントリーパークの位置はこちら。
おおー、桜は満開ですな。
一直線に並ぶ桜並木はなかなかの見ごたえです。
阿仁川沿いにやってきました。
ベンチに座って、さっき駅で買ったバナナボードをいただきます!
鷹巣駅近くの紫園菓子店さんで造られている商品だそうです。
「○ごと○ナナ」に似ていると思いきや、生地がすごくきめ細かくてふんわり、
チョコクリームもちょうど良い甘さで、めっちゃ美味しかったです。
あとでわかった事なのですが、バナナボードは秋田でしか買えない
秋田県民のソウルフードなんだそう。
秋田空港や秋田駅では買えないらしいので、オススメしてもらってラッキーでした!
紫園菓子店さんの場所はこちら。鷹巣へ行った際はぜひバナナボードを買いましょう!
昨日、鷹巣のドラッグストア「薬王堂」で買っておいたおにぎりもここでいただきました。
ベンチの目の前を流れる阿仁川の流れ。とても癒されます。
テーブルにもしっかりと「笑」のマークが彫り込まれています。
急行「もりよし」1号は阿仁合駅を出発しました。
「笑EMI」のボックス席に座りましたが、相席にはならず程よい混み具合。
列車は阿仁川に沿ってさらに標高を上げていきます。
桜もこの辺りまで来るとまだ蕾ですね。木々の緑もだいぶ薄くなってきました。
沿線きっての絶景スポット。大又川橋梁を渡ります。
大又川橋梁から眺める阿仁川。川も空も本当にきれいでした。
内陸線の撮影スポットとして、ポスターなどにもよく使用される場所なだけあって、
車窓からの風景も抜群です。
阿仁川を渡るタイミングで、列車はかなりスピードを落としてくれるので、
写真をゆっくり撮ることができました。
阿仁合駅を出発して17分。最初の急行停車駅である「比立内」駅に到着しました。
国鉄阿仁合線の終着駅であり、
秋田内陸線移管後も、全線開通する平成元年までは秋田内陸北線の終着駅でありました。
急行停車駅というだけあって、交換設備もあり、駅構内は広々としてます。
少しくたびれた駅名標も素敵です。
比立内から先は平成になって新たに延伸した区間。
線路の線形もよくなり、列車もスピードアップ。
いくつかのトンネルを抜けると、次の停車駅である「阿仁マタギ」が見えてきました。
阿仁合駅から25分。阿仁マタギ駅で下車しました。
そのネーミングの癖の強さは、時刻表を眺めていてもずっと気になる存在でした。
さて、どんな風景が待っているのでしょうか。
阿仁マタギを出発し、雪の残る山間を進んでいく急行「もりよし」。
次の停車駅は上桧木内です。
お、次の乗る列車がどうやら入線して来たようです。
そろそろ阿仁合駅へ戻ることにしましょう。
カントリーパークは阿仁合駅のすぐ隣にあるので、
列車が構内を行き交う様子が結構頻繁に見えて、とても楽しい場所でした
阿仁合駅へと戻ってきました。
内陸線沿線の季節ごとの写真も展示されていました。
いろいろ眺めていると、別の季節にもまた訪れて見たくなりますね。
あ、ツーデーパスがあるじゃん!
改札口のある1階へと降りてきました。
こちらは駅併設のレストラン「こぐま亭」。
営業時間が11時から15時までと短いので、あとで改めて訪ねる予定です。
改札口に向かうと、もう車両の準備ができているとのことで、
さっそくホームへと向かいました。
次に乗車するのは9時15分発の急行「もりよし」1号。
普段は1両での運行だそうですが、この日は「笑EMI」という特別車両が連結されていました。
なお、特別車両の運行日は以下の通りだそうです。
- 「秋田マタギ号」 第1・2・4・5土曜日
- 「笑EMI」 第1・2・4・5日曜日
- 「秋田縄文号」 第3土曜日・第3日曜日
※最新情報は内陸線のホームページにて確認をお願いします。
間もなく鷹巣方面からの列車が到着するので、その前に座席を確保します。
こちらが通常時の車両です。
そしてこちらが「笑EMI」の車内。
ボックス席がメインですが、テーブルや充電アダプタを備えていて、
一般車両に比べるとグレードが高い車両となっています。
こんな感じで、一部はカウンター席になってます。
混雑する時期はカウンター席の方が居心地が良いかもしれません。
テーブルにもしっかりと「笑」のマークが彫り込まれています。
急行「もりよし」1号は阿仁合駅を出発しました。
「笑EMI」のボックス席に座りましたが、相席にはならず程よい混み具合。
列車は阿仁川に沿ってさらに標高を上げていきます。
桜もこの辺りまで来るとまだ蕾ですね。木々の緑もだいぶ薄くなってきました。
沿線きっての絶景スポット。大又川橋梁を渡ります。
大又川橋梁から眺める阿仁川。川も空も本当にきれいでした。
内陸線の撮影スポットとして、ポスターなどにもよく使用される場所なだけあって、
車窓からの風景も抜群です。
阿仁川を渡るタイミングで、列車はかなりスピードを落としてくれるので、
写真をゆっくり撮ることができました。
阿仁合駅を出発して17分。最初の急行停車駅である「比立内」駅に到着しました。
国鉄阿仁合線の終着駅であり、
秋田内陸線移管後も、全線開通する平成元年までは秋田内陸北線の終着駅でありました。
急行停車駅というだけあって、交換設備もあり、駅構内は広々としてます。
少しくたびれた駅名標も素敵です。
比立内から先は平成になって新たに延伸した区間。
線路の線形もよくなり、列車もスピードアップ。
いくつかのトンネルを抜けると、次の停車駅である「阿仁マタギ」が見えてきました。
阿仁合駅から25分。阿仁マタギ駅で下車しました。
そのネーミングの癖の強さは、時刻表を眺めていてもずっと気になる存在でした。
さて、どんな風景が待っているのでしょうか。
阿仁マタギを出発し、雪の残る山間を進んでいく急行「もりよし」。
次の停車駅は上桧木内です。
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