【青森・秋田】ローカル線で巡る冬の北東北 絶景路線と湯瀬温泉を訪ねる旅【弘前観光編】

弘前で迎えた、この旅2日目の朝

今日もとっても良い天気

ちなみにこちらの風景(南側)が見られるのはダブルルームだけ

今回宿泊したツインと、畳の和風ツインはこの風景と逆(北側)の眺めなので、
湯上り処の窓から楽しもう。

まずは最上階の温泉「岩木桜の湯」でシャキッと目を覚ます!

もちろん湯上りの乳酸菌飲料もクイっと。

こちらは9階の廊下にある、一番西側の窓から。
男湯の露天風呂からも同じ風景が見えた。

岩木山が冬にこんなにくっきり見えたのは初めて!

せんべい汁」や「いがめんち」など青森らしいメニューが並ぶ朝食。

スタッフの方が一つ一つ作ってくれるオムレツも嬉しい。

旅行で不足しがちな野菜も、できるだけ山盛り食べた。

ストレートのりんごジュースや、青森産の「萩原牛乳」も嬉しいメニューの一つ。

すっかりお腹も満たされて、満足する朝食だった。

ドーミーインの朝食って、地方によってしっかり内容変えてて、
ご当地名物を一通り味わえるから、つい泊まりたくなっちゃうよね。

>>ドーミーイン弘前の情報を見る(じゃらんnetに飛びます)

 

 

10時過ぎにホテルをチェックアウト

まずは路線バス禅林街へと向かってみることにした。

バス停がホテルのすぐ目の前にあるのは嬉しい限り。

もちろんここから乗車するバスも「津軽フリーパス」の範囲内だ。

5分ほどバスに揺られ、「茂森町」というバス停で下車。

バス停には「茂森町長勝寺入口」と書かれていた。

バス停から西へ歩いていくと、5分ほどで門が見えてきた。

ここが禅林街の入口にあたるようだ。

先ほどの門をくぐると、一気に雰囲気が変わった。

一直線に延びる美しい杉並木
その両側に建つのは、全て禅宗(曹洞宗)の33寺院だ。

当然だが、一つ一つ別々の寺院名が付いている。

こんなにお寺が密集してる通りは初めて見た。

江戸時代に弘前城の鬼門となる南西側からの攻めを抑え込むために、
当時の藩主がここに寺院を集めたのがきっかけなんだとか。

その禅林街の最も奥にあるラスボス的存在が長勝寺

入口には非常に立派な三門が構えていた。

山門をくぐると、本堂があった。

ちょっと不思議だと感じたのは正面からは参拝ができないことだ。

これは一体どういう理由があるんだろう。

本堂の左側にある「庫裏」(「くり」と読むのだそう)。

参拝はこちらから入り、中の通路のようなところを通って、
本堂へと繋がっていた。

本堂の中は底冷えがして、とても薄暗く寒かったが、
庫裏では陽気な住職がツララを棒のようなもので割っていた。

「こんなツララで観光客の方は怖がるんだから困っちゃいますよね~」と言いつつ、
弘前でもコロナ患者が増えてるからスーパーに行くのが怖いと話されていた。

東京と弘前ではずいぶんと怖い物に対する感覚が違うようだ(笑)。

帰りは「茂森新町」のバス停から市街地へ戻った。

禅林街の場所はこちら。

路線バスで行く場合には「茂森町」又は「茂森新町」が近い。

途中、ランチを食べるために「中央通り二丁目」のバス停で下車。

歩いて5分ほどの場所にある弘前のデパート「中三」の地下で、
有名なラーメン店「中みそ」を訪ねた。

シャキシャキ野菜に濃厚味噌!これは間違いなく旨い!

630円という超良心的な価格設定にも感激した。

ドーミーイン弘前でたらふく朝食を食べて間もなかったが、これは余裕で完食した。

「中みそ」の地図はこちら。

注文をするための行列はそこそこあったものの、
デパートのフードコード内にあるため、席数は非常に多く、
急かされることなくゆっくりと食べられたのも良かった。

「中みそ」のある中三デパートからは歩いて弘前駅まで向かった。

積雪80cmほどの弘前であったが、中心市街地はこの通り見事な除雪状態。
途中からは歩行者専用の遊歩道もあり、非常に快適に歩くことができた。

実際に歩いたルートがこちら。

駅と土手町を結ぶから「えきどてプロムナード」っていう名前なんだ!

弘前駅に戻ってきた。

今日は津軽フリーパスのエリア外まで乗るので、
津軽フリーきっぷの末端部である碇ヶ関から南側の乗車券を購入。

本当は盛岡まで購入したかったのだが、
好摩~盛岡間はIGRいわて銀河鉄道の管轄とのことで、
みどりの窓口では好摩までしか購入できなかった。

乗車するのは12時41分発の大館ゆき。

この次の「つがる4号」だと花輪線に接続しないため、どうしてもこれに乗る必要があった。

奥羽本線といえば、やっぱり701系

昔は青春18きっぷの敵って感じで大嫌いだったけど、
最近はだいぶ古参車両になってきたからか、そうでもない感じになった。

雪の津軽路をモーター全開でぶっ飛ばす。

弘南鉄道のガタンゴトン…とは比較にならないパワフルな走り。

弘南鉄道大鰐線の高架線が頭上を通り過ぎ、、、

奥羽本線の右から左へと移っていく。

道の駅「鰐come」が見えてくると、間もなく大鰐温泉に到着。

JR線のすぐ隣には弘南鉄道の大鰐駅。ホームにはラッセル車が停まっていた。

弘前駅から大鰐駅までの区間をJRとほぼ並走する形で運行している弘南鉄道の大鰐線。

並行路線がない黒石方面の弘南線と比べると、
大鰐線の利用者はかなり伸び悩んでいるようだが、
所要時間、料金ともにJRに大きく水を開けられていることを考えると、
むしろ路線として残っていることの方が奇跡のように感じる。

もちろん鉄道趣味的な観点でいえば、大鰐線は素晴らしい路線だ。

この跨線橋の雰囲気を見ていると、それだけで素晴らしさが伝わってくる。

青森県で最後の停車駅、碇ヶ関

多くの乗客はここで下車してしまい、最後尾の車両は自分たちだけになった。

やはり地元民で県境を跨ぐ人はかなり少ないようだ。

奥羽本線では青森県最南端となる、津軽湯の沢駅を通過。

この駅は冬季は一本も列車が停車しない。

秋田県に入って最初の駅、陣馬

そこから2駅で大館駅に到着した。

大館駅には駅員さんがおらず、一瞬無人駅になったのか!?と思ったが…。

古い駅舎は解体されるようで、
今はプレハブの駅舎が繋がっていた。

北国らしい立派な駅の佇まいが素敵だったけど、これも時代なんだなぁ。

ホームにうず高く積もった雪。

弘前行きの普通列車が入線してきた。

乗車するのは大館駅を13時36分に出発する花輪線盛岡行き。

ちなみに次の盛岡まで行く列車は4時間後。。。

2両編成のキハ110系には、弘前行きの電車からも10人ほどが乗り換え、
総勢30人ほどの乗客を乗せて、定刻通りに花輪線の鉄路へと走り出した。

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