【長崎】春の長崎、雲仙温泉と島原鉄道ローカル線の旅【島原鉄道編】

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島原港のフェリーターミナルから、島原港駅まで歩いてきました。

いよいよ今回の旅のメインイベント、島原鉄道の旅へと出発です。

島原鉄道の終着駅となる島原港駅。

相対式ホームで2面2線ありましたが、現在は1面しか使われていないようです。

始発駅なのですが、列車は折り返しではなく回送されてくるようで、
発車時間7分前ほどになって、諌早方面から1両編成の回送列車が入線してきました。

方向幕を「諌早」に変えて出発の準備が整いました。

車内は中央にボックスシート、両端はロングシートで、
ローカル線の標準的な座席スタイル。

フェリーからの乗り継ぎ客がそれなりにいるようで、
ボックス席には誰かしら座っているという感じでした。

14時04分に定刻通り、島原港駅を出発。

最初に停車する島原船津(しまばらふなつ)駅は車両基地のある駅で、
多くの車両が停まっていました。

中には「救援車」なるものも…。
だいぶ錆が出ていましたが、どういう時に活躍していたのでしょうか。
そして今後使われることはあるのでしょうか。

島原船津駅を出発後、有明海がちょっとだけ見えました。

10分ほどで島原駅に到着しました。

島原市の中心駅で、フェリーからの乗り継ぎ客はほとんどがここで下車。
一方で乗り込んでくる人も多く、乗客総入れ替えのような状態となりました。

島原~三会間の車窓。少しずつ海が見えてきました。

三会(みえ)駅

家と家のすき間からちょっとだけ海が見えました。

島原港駅から列車に揺られること20分、大三東(おおみさき)駅に到着しました。
ここで最初の途中下車です。
大三東で下車したのは私ひとりだけ。
列車は黒煙を上げて諫早方面へと走り去っていきました。
黄色いハンカチが風に揺れています。
なんと素晴らしいロケーションの駅なのでしょう。

大三東駅は日本で最も海に近い駅だそうです。

ホームには屋根もなく、柵もなく、当然ながら架線もありません。

写真では何度か見たことがありましたが、このロケーションは最高です。

駅舎を出たところで、小さなカフェが営業していたので
コーヒーフロートを買って、駅をボーっと眺めることにしました。

当初の計画では20分ほどの滞在で、14時48分発の島原港行きで戻る予定でしたが、
あまりに素敵な駅なので、20分では飽き足らず、次の15時24分発の諌早行きに乗ることにしました。

というわけで、当初乗る予定だった14時48分発の島原港行きが入線。

黄色い車両が映えます。

大三東駅は鉄道ファンだけでなく、今はSNS上でも大人気のスポット。

列車の到着が近づくと、バイクやロードバイクの人たちが増えていき、
駅周辺は大変な賑わいとなりました。

列車が過ぎ去ると、潮が引くように誰もいなくなりました(笑)。

誰もいない大三東駅。

一気にノスタルジックな時間が流れ始めます。

駅舎はこんな感じ。男女別のトイレも完備されていました。

ハンカチに込められたみんなの願い事。

海岸線にもすぐに降りられます。

乗車位置案内と、、、

インスタ映え位置の案内。

駅に魅了されているうちに、あっという間に1時間が経ってしまいました。

15時24分発、諌早ゆきの列車に乗り込みます。

大三東駅、ありがとう。すごく素敵な駅でした。

 

大三東駅を過ぎてからの走行シーン

海が少しずつ遠ざかっていく感じも素敵でした。

有明湯江(ありあけゆえ)駅

多比良(たいら)駅付近を走行中。

多比良(たいら)駅はサッカーで超有名な国見高校の最寄り駅。

ホームにはサッカーボールのモニュメントがありました。

神代(こうじろ)駅では列車行き違いがありました。

すれ違った車両は、一般的な黄色い車両ではありませんでした。

大正(たいしょう)駅に到着。

駅舎のイラスト、すごくかわいいですね。

古部駅。ここはあとで来るので、一旦通過。

島原半島の北岸に沿って線路は続きます。

今の時間は干潮時刻なんでしょうね。海面がすいぶん遠くにあります。

阿母崎(あぼざき)駅。地元の方が下車していきました。

15時57分、阿母崎駅の次の駅である愛野で途中下車しました。

愛野駅は「愛の駅」。

愛野駅は島原半島西岸の玄関口となる駅。

以前はここから小浜温泉まで鉄道が延びていたんだそうです。

その名も「温泉軽便鉄道」。乗ってみたかったですね。

乗換駅だった時代を彷彿とさせる広々とした構内です。

16時13分発、1両編成の島原港行きがトコトコとやってきました。

車内は諌早から島原方面へ帰宅する地元の学生などで賑わっていました。

10分ほどで古部(こべ)駅に到着しました。

古部駅ホームの後ろに広がるのは諫早湾

大三東駅に負けず劣らず、素晴らしいロケーションです。

待合所だけがぽつんと。

なんと素晴らしい駅なんでしょう。

こんな素晴らしいロケーションの駅を毎日利用してる人たちがいるんですね。

古部駅のホームからは物議を醸した諌早湾の水門が見えました。

ちょっと夕陽には早かったけど、もう少ししたらすごく綺麗だったんだろうなぁ。

16時44分の諌早ゆきに乗車。

これが今回、島原鉄道で最後に乗る列車です。

帰宅ラッシュとは逆方向なので車内は空いていて、
海側のボックス席に難なく座ることができました。

とはいえ、海の景色は古部駅を過ぎるとまもなく終わり。
この後はウトウトと眠りについてしまいました。

終点の1つ手前、本諌早(ほんいさはや)駅が諌早市の中心のようです。

ここで半分ぐらいの人が降りていきました。

古部駅から列車に揺られること32分

無事に終点の諌早(いさはや)駅に到着しました。

島原鉄道の諫早駅です。改札口はなく、すっきりした感じ。

西九州新幹線の開業に合わせて、恐らく島原鉄道の駅もリニューアルされたのでしょう。

エスカレーターを上り、JR線乗り場へと向かいました。

ここからは特急「かもめ」に乗車して、長崎へと向かいます。

コメント

  1. ひろみか より:

    懐かしい…。
    普賢岳が噴火する半年前に、熊本駅から三角に出て、フェリーで海を渡り、島原港から諫早乗り換えで長崎まで行きました。途中までは「わー海きれい!」とか言って楽しんでましたが、途中からみんな無言でした…。遠かった…。
    熊本駅から長崎駅までは、バスで迂回する方が早かったです。今もそうなのかな?

    フェリーの上で撮った写真の中では、普賢岳がもくもくと煙を上げていました。まさかあの半年後にあんな噴火で大惨事になるとは思ってもいませんでした。
    阿蘇山も行った一年後ぐらいに噴火して、あの時覗き込んだ、ボコボコ言ってた火口が…!と驚いたことがあります。でも、大観峰からの雄大な景色を また見に行きたいな。あんな大きなカルデラを作るエネルギーを想像すると、身震いしちゃいます。
    九州はほんとダイナミックで、心惹かれるところですね。素敵な旅の写真を見せていただいて、ありがとうございます!この先も楽しみにしています♪

    • さわやん より:

      ひろみかさん、こんばんは!旅行記、読んで頂いてありがとうございました。

      少し調べてみましたが三角~島原のフェリーは現在は廃止されていて、
      より熊本市街地に近い熊本港から九商フェリーと熊本フェリーの2社が運航してるようです。
      熊本駅から島原港までは1時間40分ほどで行けるようですが、そこからが遅いので、
      長崎駅がゴールとなると陸路の方が早そうですね。
      私は船とローカル線と路線バス、色々乗れるルートを選んじゃいそうですが(笑)

      まだ阿蘇の方は麓を鉄道で通ったことしかないので、
      大観峰の雄大な景色を私も見てみたいです。
      そのカルデラの中で暮らしている人がいるというのがまた驚きですよね。

      帰りの飛行機から見下ろして実感しましたが、
      九州は本当にあちこちで噴煙が上がっていてダイナミックだなと思いました。
      鉄道も個性的で非常に面白いので、また行きたいですね。
      引き続き更新頑張ります🎵

  2. ひろみか より:

    まあ、調べていただき恐縮です。そうですかぁ、三角まで熊本駅から一時間かけて行かずによくなったんですね。
    この時の経験をもとに、前回湯布院から長崎に行ったときは、迷わず博多経由で特急を乗り継ぎました。(正確には二日市乗り換え、大宰府天満宮に寄り道したので)

    阿蘇山のカルデラ、大観峰から眺めて感動しましたよ。ほんとにカルデラの中に人の生活がある。田んぼが、道が、街がある。山の火口周辺にあるカルデラ、って地形のイメージが吹っ飛びました。おすすめのスポットです。
    熊本空港に降り立つとき、阿蘇山の真上をまっすぐ空港に向かって降下していったので、眼下に阿蘇山が至近距離で見えるのにも興奮しました。窓にへばりついてずっと見てました(笑)
    噴煙があがっているとルートも変わるのかな。あの光景がまた見たくて、次回も行きは熊本空港に降りたいと考えてしまいます。博多の市街地に突っ込んでいくのもいいですけどね♪

    九州の特急は乗り鉄には魅力的すぎますよね。ソニック、ハウステンボス、ゆふいんの森、あそぼーい…ななつ星!
    半月くらい滞在して、色々乗りまくって温泉つかっておいしいもの食べまくりたいです。きっと最高ですよね!

    • さわやん より:

      おはようございます。はい、フェリーは面白そうで色々と調べちゃいました(笑)
      あの狭い半島から3か所も熊本側に向けてフェリーが出てるんですね。

      阿蘇のカルデラは以前に路線バスでの訪問を検討したことがあったのですが
      結構混むという情報が多くて躊躇してました。
      今はインバウンドが来てないから空いてるかな。ほんと行ってみたいです!

      九州の列車は本当に素晴らしすぎますね。普段、無難な列車にばかり乗ってるので、
      普通列車ですらワクワクしちゃいました。
      いまだ黒川温泉や霧島温泉、嬉野温泉などの名湯も未訪問なので、ぜひ訪れてみたいです。

      ※私がコメントを承認するのが遅かったからか2回も返信していただいてすみません!
      1つは内容を読んだ後に、こちらで非表示にしておりますm(__)m

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