【秋田】春の秋田三大桜スポットと秋田内陸線を訪ねる旅【阿仁合~角館編】

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阿仁合のこぐま亭でお腹を満たし、13時43分発の角館行きに乗車しました。

先ほど阿仁マタギまで乗車した際には進行方向の右側に座ったので、
今回は左側の席に座って進んでいくことにしました。

萱草駅

萱草駅は絶景ポイントである大又川橋梁の最寄り駅だそうです。

萱草駅を出ると、程なくして大又川橋梁を渡ります。

ちなみにこの橋だけは普通列車でも超徐行運転。心憎い演出です。

「笑内」とかいて「おかしない」と読みます。

アイヌ語の「オ・カシ・ナイ」(川下に小屋のある川)から名付けられたのだそう。

確かに北海道なら違和感のない読み方に聞こえますが、秋田にもアイヌ語が語源の駅なんてあるんですね。

旧国鉄阿仁合線の終着駅だった比立内を過ぎると、
平成になってから開業した区間に入り、その最初の駅が奥阿仁。

奥阿仁駅はトンネルとトンネルの間に佇む駅です。

開通が平成ということもあり、線路もこの辺りは高規格。スピードも出ています。

阿仁マタギ駅を過ぎ、長いトンネルを抜けました。

ずっと阿仁川に沿って進んできた内陸線ですが、この先でお供するのは桧木内川

桧木内川といえば、角館の桜の名所にもなっている川ですね。

阿仁マタギ~戸沢間の車窓。

田んぼが広がり、人々の営みを感じますが、がまだたくさん残っていました。

戸沢駅に到着。県内一てっぺんの駅なんだそう。

山も多い秋田県内で、標高315mの駅が県内一というのは結構意外でした。

続いて上桧木内駅に到着。

上桧木内駅では鷹巣行きの列車との交換がありました。

上桧木内駅は島式ホームの1面2線。急行も停車します。

バックに森吉山を望む、素晴らしいロケーションの駅です。

松葉駅までやってきました。

実は田沢湖に最も近い駅であり、ここから湖畔へ乗合タクシーも出ているよう。

松葉から先は旧国鉄角館線の線路となります。

次第に沿線には家も増えてきたような気がします。

内陸線は、桧木内川を何度も何度も渡ります。

今の時代ならトンネルを掘ってしまいそうですが、
この辺りは古くからの路線を象徴するようなコース取りですね。

羽後長戸呂駅

埼玉県の「長瀞駅」と混同しないように「羽後」が付いているのでしょうか?

八津駅の手前では再び超徐行。沿線にカタクリの花が咲いているとのアナウンスが。

よくよく土手を見てみると、たくさんのカタクリが可憐に咲いてるではありませんか!

こういう花を見せるために列車を徐行運転してくれるって嬉しいなぁ。

八津駅に停車。

ここから歩いて5分ほどの場所に「カタクリ群生の里」という、カタクリの群生地があるんだそう。

今がまさに見頃ということで、ものすごい降りたかったのですが、
旅程の都合上、泣く泣くスルー

列車にはカタクリ鑑賞を終えたたくさんの人が乗りこんできて、
車内は一気に賑やかになりました。

ちなみにこの時期は急行「もりよし」が八津駅にも臨時停車し、
角館~八津~上桧木内間には臨時列車も運行されていました。

八津~西明寺の車窓。

西明寺駅に停車。急行もりよし号も停車する駅で、駅周辺には家も多いです。

羽後太田駅を過ぎると、次第にJR田沢湖線が近付いてきます。

最後はJR田沢湖線と完全に並走します。

15時10分、無事に終点の角館駅に到着しました。

阿仁合駅から約1時間30分。心地よいローカル線の旅でした。

車両の写真を撮ったりしたあとに、改札口へと向かいました。

2日間に渡る秋田内陸縦貫鉄道の旅はこれにて終了。

車窓に流れる新緑の風景や、素敵な駅舎
眺めの良い温泉や美味しいご飯、魅力たっぷりの沿線でした。

ツーデーパスもいただいたし、また1年以内に来なくてはなりませんね。

最後にみちのく三大桜、角館の桜を眺めていくことにします。

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